トイレの窓にはどのような役割があるのか?基本的な役割やトイレに設置したい種類をご紹介!

トイレの窓には、いろいろな役割があります。とはいえ、新たに設置する場合、外から見られないか、また防犯性が下がらないか懸念する声は少なくありません。トイレに窓を設置するか悩んでいるなら、さまざまな種類について理解を深めると参考になるでしょう。そこで今回は、まずトイレの窓が果たす役割を解説し、トイレに設置したい窓のタイプや増設にかかる費用の相場をご紹介します。

■トイレの窓が果たす役割

トイレの窓は、室内を換気するうえで大きな役割を果たします。また、採光性を高めるのにも有効です。

・換気機能

換気機能は、トイレの窓に求められる主要な役割です。

通常、排泄や掃除のため出入りするときを除いて、扉は閉められているケースが一般的です。多くの家庭では、トイレに空気がこもりやすくなります。

その際、窓があれば、扉を閉めたままでも換気が可能です。トイレを使用した後に窓を開けておくと、室内の空気は入れ替えられます。すぐに外の新鮮な空気を取り込めれば、次に使うとき気持ちよく感じられるでしょう。

・採光性

トイレの窓は、室内の採光性を高める役割も果たせる設備です。

多くのトイレは、四方を壁に囲まれています。窓がない場合、昼間でも扉を閉めると暗くなるため、使用中は電気をつけなければなりません。トイレを使うたびに電気をつけると、光熱費が増えていきます。

一方、トイレに窓がある場合、外の光が室内に入ってきます。日中、自然光で室内が明るくなれば、電気をつけずに済むでしょう。トイレで電気の使用量が減ると、光熱費の節約につながります。

トイレに窓があることで室内の採光性が上がると、停電が起きても昼間は日光を取り込めるため、使用に不便しません。

また、四方が壁のトイレは閉塞的な空間になりがちですが、窓から外の景色が見えれば開放的に感じられるメリットもあります。

■トイレに設置したい窓

家のトイレに設置したい窓は、すべり出し式や上げ下げ式です。また、ニーズによっては、これら以外の種類もおすすめできます。

・すべり出し式

すべり出し式の窓には、横すべり出しタイプとたてすべり出しタイプがあります。

トイレは家の中でも日当たりのよくない場所に作られる場合が多いです。

そのため冬場は特に寒くなりがちですので、実はトイレの窓こそ断熱性能が重要になってきます。

すべり出し式の窓は、一般的な引違い窓より隙間が少なく気密性が高いです。

開閉することもできるのでトイレにおすすめしたい窓種です。

・上げ下げ式

上げ下げ窓と呼ばれる、可動部分を上下に動かして開閉する窓です。

ロック部分が外から見えにくいので侵入までの時間かかり、侵入をあきらめさせる心理効果があります。

さらに障子を少し開けた状態でロックすることもできるので、窓を開け放つことなく換気することができます。

・面格子付き

換気機能や防犯性を兼ね備えるなら、面格子付きの窓もおすすめです。

面格子は、窓の外側に取り付けられる金属製の格子を指します。トイレの窓が金属の格子で守られていると、換気のために開けたとき防犯対策になります。さらに、外から見えにくくなり、目隠しとしても効果的です。

色やデザインは多彩であり、家の外装を好みに合わせて和風や洋風の雰囲気に演出できます。

■窓の増設にかかる費用など

トイレに窓を増設する場合、新築時に設置するより費用は高くなる傾向があります。また、実際に窓をつけるときは、掃除の手間や外からの見えにくさに配慮することが大切です。

・トイレの窓の設置費用

トイレに新しく窓を設置する際、リフォームにかかる費用は10~20万円が相場です。

設置費用には、窓の代金や施工費が含まれます。高い場所に窓を設置する場合、足場代が発生するでしょう。そのため、窓の種類や施工内容に応じて、具体的な金額は5万~20万円前後まで幅があるといわれています。

窓の代金は、サイズが大きく性能が優れているほど高額になります。また、室外に面格子を付設すると、数万円ほど追加されるのが一般的です。場合によっては、窓の搬送費や廃材の処分費用もかかる可能性があります。

トイレの窓の増設費は一律でないため、窓の種類を選ぶときは予算をふまえて検討することをおすすめします。

・リフォーム時の注意点

トイレに窓をつける場合、掃除の手間には配慮したいところです。

窓は屋外に面するため、基本的に汚れやすいといわれています。手の届きにくい場所は、掃除を怠ると汚れがたまるかもしれません。多くの手間をかけずトイレを清潔に保つなら、掃除しやすいタイプの窓をつけるのがよいと考えられます。

また、トイレが外から見えて気持ちよく使えなくなるのは問題です。窓を取り付ける際、室内は見えにくくする配慮が求められます。この点をふまえた場合、目隠しできるタイプを選ぶ、あるいは高い位置に設置する工夫が必要になると考えられます。

以上の注意点を意識して窓をつければ、外の目を気にせず落ち着いてトイレを使えるでしょう。

■まとめ

トイレの窓は、室内の換気性や採光性を高める効果があります。すべり出し式や上げ下げ式なら、少し窓を開けて換気しても室内は外から丸見えになりません。面格子付きなら防犯対策になります。

設置費用は窓の種類によって変わってくるため、ニーズと予算に合ったタイプを選ぶことをおすすめします。

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