窓リフォームは補助金を活用して費用を節約!

窓リフォームは、国や地方自治体の支援サービスを使える場合があります。内窓の設置やガラス交換で補助金を活用すると、費用の節約につながります。さまざまなサービスについて確認すれば、リフォームするとき役立つでしょう。そこで今回は、窓リフォームで利用できる支援サービスの種類・概要や申請時の注意点をご紹介します。

■窓リフォームの支援サービス

窓リフォームで補助金が交付される公的な支援サービスは、国の助成金制度や地方自治体の補助金制度などです

・国の助成金制度

現在、窓リフォームに対して国が提供している支援サービスとしては、次の助成金制度が挙げられます。

・先進的窓リノベ事業

・既存住宅における断熱リフォーム支援事業

・住宅エコリフォーム推進事業

先進的窓リノベ事業は、部屋の断熱性向上を目指した窓リフォームが主な支援対象です。同事業の登録業者に窓の改修工事を依頼した場合、一定の条件を満たすと補助金を受け取れます。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、マンションの省エネ化を目的とした制度です。熱が逃げやすい窓のリフォームが、主な支援対象になります。また、住宅エコリフォーム推進事業は、リフォーム工事のみが支援される助成金制度です。

・地方自治体の補助金制度

地方自治体は、低炭素化社会の実現を目指して窓リフォーム向けの補助金制度を設けているケースが見られます。

いくつか具体例を挙げると、次の通りです。

・東京都:既存住宅における省エネ改修促進事業

・埼玉県:子育て世帯・移住世帯の住宅省エネ化改修支援事業

東京都の補助金制度は、省エネに優れたうえ災害に強く、健康に過ごせる断熱・太陽光住宅の普及を目的に設定されました。太陽光発電システムを設置する場合、また住居のドアや窓を断熱改修するときに活用できます。

埼玉県の支援事業は、子育て世帯もしくは移住世帯による住宅の省エネ改修が支援対象です。国の先進的窓リノベ事業などを活用して住宅の窓やドアを断熱改修する場合に、補助金が支給されます。

最近、国や地方自治体では窓リフォームの支援事業が増えているため、部屋の窓を改修するときは補助金を受け取れるか確認しておくとよいでしょう。

■支援内容や申請手続きの概要

窓リフォームの支援サービスは、それぞれ支援内容が異なります。また、国や地方自治体の補助金は、工事が完了すると支給されるケースが一般的です。

・支援サービスの支援対象・申請期間・補助額

国・地方自治体の支援サービスには、支援対象のほか申請期間や補助額の上限が設定されています。

1.先進的リノベ事業

支援対象:窓(ガラス)の交換(断熱改修)

申請期間:2023年3月下旬~予算が上限に達するまで

補助額の上限:一戸あたり200万円

 

2.既存住宅における断熱リフォーム支援事業

支援対象:所定の省エネ効果が見込まれる改修工事

申請期間:2023年6月23日~2023年8月10日(6月公募)

補助額の上限:一戸あたり15万円

 

3.住宅エコリフォーム推進事業

支援対象:所定の省エネ基準を満たす改修工事

申請期間:2023年5月26日~2024年1月19日

補助額の上限:一戸あたり35万円(部分改修の場合)

 

4.既存住宅における省エネ改修促進事業

支援対象:所定の建材を用いた断熱改修

申請期間:2022年6月27日~2025年3月31日

補助額の上限:一戸あたり100万円

 

5.子育て世帯・移住世帯の住宅省エネ化改修支援事業

支援対象:国の支援サービスを用いた改修工事

申請期間:2023年5月31日~2024年2月29日

補助額の上限:30~60万円

詳しい申請条件や工事内容ごとの補助額は、申請窓口や公式ホームページでご確認ください。

・申請手続きの流れ

通常、申請手続きは、支援サービスの申請が審査を通過するとリフォームの完了後に補助金が交付される流れです。

支援サービスを利用する場合、最初に申請する必要があります。ただし、すべての申請が受理されるとは限りません。実際に支援を受けられるかどうかは、審査によって決まります。

申請が審査を通った場合、申請者は交付金を受け取れます。交付金は、支援が決まったときでなく改修工事の完了後に支給されるケースが通例です。また、具体的な支給額は、工事の内容によって変わってきます。

以上は基本的な流れであり、申請方法の詳細については、事前に受付窓口で確認することをおすすめします。

■申請時の注意点

窓リフォームで支援サービスを利用する場合、申請するタイミングなどに注意が必要です。

国や地方自治体の支援サービスは、リフォーム工事の契約前や着工前に申請しなければならないケースが多く見られます。サービスによっては、申請時期が遅れると、支援条件を満たせず交付金を受け取れなくなります。

申請期間についても、注意は欠かせません。補助金の支給額が予算に達すると、受付は終了する可能性があるためです。また、必要書類も一律ではないため、気をつける必要があります。

窓リフォームの支援サービスを申請するときは、以上の点に注意して早めに手続きを開始することが大切です。

■まとめ

現在、窓リフォームで補助金を受け取れる支援サービスは、国や地方自治体で数多く用意されています。補助金の支給対象や申請期間は異なるため、詳細に関する事前確認は重要です。窓リフォームで支援サービスを利用する場合、適用条件に注意しながら申請することをおすすめします。

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