エコ雨戸(エコアマド)とは?羽根の角度調整で得られるメリットについて

エコ雨戸(エコアマド)とは?羽根の角度調整で得られるメリットについて

寝苦しい夏の夜に、自然な風を部屋に取り込みたい――そんなご希望をお持ちの方には、エコ雨戸がおすすめです。外からの日差しや視線を遮断しながら外気を取り込む構造は、使えば分かる便利さ。エアコン代の節約にもつながります。今回は、そんなエコ雨戸の概要や、導入によって得られるメリットなどを解説します。

■エコ雨戸とは?

エコ雨戸とは、雨戸にブラインドのような羽根(スラット)が取り付けられたタイプの雨戸です。羽根は可変ルーパーとなっており、自由に角度の調整が可能。採光・採風性に優れています。構造上、スラット雨戸やルーバー雨戸と呼ばれることもあります。

・エコ雨戸で解決できるお悩み

以下のようなお悩みはありませんか?

  • 雨戸を閉めてしまうと、風が通らず部屋も真っ暗になってしまう
  • 使う度に戸袋に入れるのが面倒
  • 夜はエアコンではなく、自然の風を取り込みたいけど、窓を開けっぱなしにするのは怖い
  • 窓は開けておきたいけど、外からの視線が気になる

エコ雨戸であれば、上記のようなお悩みが解決できます。

■エコ雨戸の特徴・メリット

エコ雨戸は調整可能な羽根が大きな特徴ですが、そのメリットはさまざまです。以下で、エコ雨戸導入によるおすすめポイントをご紹介します。

・羽根の角度調整が可能

エコ雨戸の最大の特徴は、角度調整が可能な羽根です。必要に応じて操作バーを使い0°~110°まで角度を調整可能。日差しを遮ったり、夏の夜風を部屋に取り込んだりするのにぴったりです。また、部屋の匂いが気になる際などの換気にも役立ちます。

・普通の雨戸としても使用可能

たとえば台風や強風のときは、操作バーで羽根を閉じることで、一般的な雨戸と同じ役割となります。また、戸袋への収納も可能ですが、基本的には羽根の開け閉めのみで利用されるケースが多い傾向にあります。

・日差しや部屋の明るさを調整

日差しのコントロールにもエコ雨戸は最適です。強い西日の場合には、羽根を少し開けておくようにすることで日差しを抑えながら部屋に外気を取り込めます。また、羽根の開き具合を調整すれば、日中のお部屋の明るさもコントロール可能。一般的な雨戸にはないメリットと言えるでしょう。

・プライバシーを守る目隠し

羽根の角度調整が可能なので、外からの目隠しとしても使えます。室内が見えない程度まではねを閉じつつ、外の風を取り込むといった使い方がおすすめです。

・施工時間が短く手軽

エコ雨戸の設置に大がかりな工事は不要です。とくに、すでに雨戸がある窓であれば、パネルの交換だけで取り付けは完了。細かな調整は必要なものの、1~2時間程度で施工完了となります。

・雨の日の使い勝手も魅力

エコ雨戸のスラットは、上側と下側で分かれています。ひさしが設置されている窓であれば、雨の日に上側の羽根を開け、下側の羽根を閉めることで、外気を取り込みながら雨水の浸入を防げます。逆に、日差しが強すぎる際は、下側のみの羽根を開くといった使い方もできます。

・十分な耐久性で長持ち

エコ雨戸は他社の類似製品に比べて頑丈に造られています。羽根が簡単に壊れてしまうようなこともないため、長期にわたってご利用いただけます。

・手間のかかるメンテナンスも不要

エコ雨戸に日常的なお手入れは必要ありません。通常使用であれば、簡単にホコリを払う程度で十分です。なお、長く使い続けると羽根の軸に砂埃が詰まり、動きが鈍くなる場合があります。この際は、一度戸袋から取り外し、水洗いをすれば改善します。

・防犯対策になる鍵と目視効果

窓を開けっぱなしにする際に気になるのが防犯面です。エコ雨戸には鍵が掛けられるので、一定の防犯性能が期待できます。また、外から見た際に侵入者の犯行を諦めさせるといった抑止力もあるため、ただ窓を開けっぱなしにするよりも安全です。

・エアコン代の節約

窓を開けっぱなしにし、自然の風を部屋に取り込めるようになると、室温を緩やかに下げられます。エアコンを使う機会も減るため、節約にもつながるでしょう。

■エコ雨戸の選び方

エコ雨戸には窓ごとに異なる設置方法があります。それぞれのお住まいの状況に合わせて適切なものを選びましょう。

窓のタイプ 設置方法
戸袋のある窓 すでに雨戸がある窓の場合には、パネルをエコ雨戸に交換します。戸袋、アマドレールの交換も不要で、手軽な設置が可能です。
戸袋のない窓 雨戸やシャッターがない窓の場合は、雨戸レールや枠を取り付けた上でエコ雨戸を設置します。

■まとめ

エコ雨戸は、手軽でありながらも大きなメリットをもたらしてくれる商品です。プライバシー等を守りながらも、窓を開けたままにしたいという方は、ぜひ導入をご検討ください。

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