窓の防犯性を高める!格子を設置する際のポイント

窓の防犯性を高める!格子を設置する際のポイント

窓の防犯性を高めたい場合におすすめな設備のひとつが格子です。この記事では、格子の設置によって防犯性が高まる場所や、格子の種類を紹介します。

■窓の格子で防犯性を高められる理由

窓に格子を設置することで防犯性が高まる理由を解説します。

・侵入窃盗犯は窓を狙う

多くの方に知っておいていただきたいのが「侵入窃盗犯は窓を狙う」という事実です。住宅を狙った空き巣などの犯行の約半数が、窓を侵入経路として利用しています。

(参照:令和2年の刑法犯に関する統計資料

つまり、住宅を犯罪から守るうえで、窓からの侵入に対策することは極めて重要です。格子の設置も、代表的な対策のひとつといえます。

・窓の閉め忘れが多い

上記のように住宅の防犯性を高めるうえで、窓に対策を施すことは重要です。窓からの侵入を防ぐための対策として、防犯ガラスや補助鍵の設置が挙げられます。

しかし、実際の被害例を見てみると、窓の閉め忘れによって侵入されているケースが少なくありません。特に、浴室や洗面所、トイレなどの小窓は侵入口となるイメージがないことから、施錠を疎かにする人が多いようです。格子を設置しておけば、窓を閉め忘れた場合も一定の防犯効果が期待できます。

・侵入窃盗犯は時間をかけることを嫌う

侵入窃盗犯の犯行を防ぐうえで大切なのが「侵入に時間をかけさせること」です。警察庁の調べによると侵入に5分をかけると、半数以上の侵入窃盗犯が犯行を諦めることがわかっています。格子を設置していると、窓に細工をすることが物理的に難しくなるため、侵入に時間をかけさせることが可能です。

防犯性を高められる窓の場所5選

以下では、特に窓格子の設置をおすすめしたい場所を5つ紹介します。

①浴室の窓

浴室には一般的に、通気性を考慮してブラインドのようなルーバー窓が設置されています。しかし、ルーバー窓は簡単に取り外せるため、防犯性は高くありません。また、浴室の窓は目立ちにくい面に設置されるため、侵入窃盗犯の標的になりやすいのです。格子を設置することで、浴室の窓からの侵入を防止できます。

②トイレの窓

トイレの窓は小さいことから、不用心になりがちです。消臭や換気の目的から、トイレの窓を開けっ放しにしている家庭も多いでしょう。しかし、トイレの窓を侵入口として選ぶ犯罪者は少なくありません。小さいからといって油断せず、格子を設置することをおすすめします。

③2階の窓

2階の窓は高所にあるため、安全だと思われがちです。しかし、侵入窃盗犯は2階の窓から侵入してくることがあります。2階の窓も格子の設置が求められる場所のひとつです。

④脱衣所の窓

脱衣所は湿気対策のため、窓の開け閉めを行うことが多い場所です。そのため、ついつい施錠を忘れがちなことがあります。さらに、比較的大きめの窓が設置されるため、犯罪者の侵入経路として選ばれることは少なくありません。格子を取り付ける、換気後の施錠を徹底するなど、防犯対策が必須となります。

⑤ドアの窓

玄関ドアや勝手口付近に窓がある場合は要注意です。特に勝手口ドア付近の窓は人目につきづらいため、侵入者の標的になりがちな場所です。

窓に設置する格子の種類

住宅の窓に設置される格子のなかでも、代表的な種類を紹介します。

・アルミ製の縦格子

アルミ製の縦格子は、最も一般的な格子です。価格の安さから、多くの住宅で採用されています。また、錆びにくいことから、メンテナンス性にも優れています。一方で、近年は防犯性を疑問視する声も少なくありません。

・ヒシクロスの格子

ヒシクロスの格子は、格子をひし形に交差させたタイプです。防犯性が高いほか、目隠し効果もあることから、多くの住宅で採用されています。ただし、アルミ製の縦格子と比較すると価格は高めです。

・ステンレス製の格子

素材にステンレスを使用した格子もあります。錆びにくく、耐久性に優れることから、メンテナンス性に優れているタイプです。強度も高いことから、高い防犯性を誇ります。

・可動ルーバー格子

可動ルーバー格子は、ブラインドのように開け閉めできるタイプの格子です。レバーで簡単に角度調節できるため、日中は光を取り入れ、夜には閉めておきたい浴室の窓などに適しています。

窓の格子は定期的な掃除を

窓の格子は雨風にさらされているため、汚れてしまいがちです。あまりに格子が汚れていると、お家の外観を損ねてしまうことがあります。気が付いたタイミングで、こまめに掃除を行うのがおすすめです。

表面に付着したホコリや蜘蛛の巣は、ハタキで払い落としましょう。ネジなどに緩みが生じていないか確認することも大切です。不具合が起きていると、格子の防犯性が低下してしまいます。

日常的なメンテナンスを行っている場合も、1~2年に1度は本格的な手入れを行いましょう。分解掃除などは一般の方の手では危険が伴うため、専門の業者に依頼してください。

まとめ

格子の設置は、窓の防犯性を手軽に高められるためおすすめです。特に浴室やトイレ、2階の窓などは格子の設置によって防犯性の向上が期待できます。格子にはさまざまなタイプがあるため、設置する際は目的と予算にあったものをお選びください。

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