頼もしい防犯ガラス。家を守るだけじゃない多機能窓

投稿日:2020.10.26

一口に窓ガラスといっても、その種類は多岐にわたります。一般的なフロートガラス(透明ガラス)をはじめ、表面強度を高めた強化ガラス、内部に金属ワイヤーを封入した網入りガラスなど、ニーズに応じたさまざまなガラスが販売されています。

今回ご紹介するのは、特殊加工により防犯性能を高めた「防犯ガラス」。近年増えつつある空き巣被害を未然に防ぎ、大切な家と家族を守ります。

■防犯ガラスがあることの安心感

防犯ガラスとは、2枚の板ガラスの間に「特殊中間膜(防犯膜)」を挟み込んだ機能ガラスの一種です。非常に高い耐久性・耐衝撃性を誇り、バールやハンマーで叩いても簡単には穴が空かないのが特徴。さらに特殊中間膜の存在から、割れた後もガラスが脱落せず、穴が空きにくい構造となっています。

警視庁の統計資料によると、戸建て住宅の空き巣被害における侵入ルートは、「窓(ベランダ・居室など)」が56.8%、次いで「表出入り口」が38%となりました。また、侵入手口の半数以上が「ガラス破り」であることもわかっています。

上記を踏まえると、空き巣に対する防犯ガラスの有効性がわかります。防犯ガラスが、泥棒が侵入するまでの時間を稼ぎ、空き巣被害を未然に防ぐのです。

網入りガラス・強化ガラスは防犯対策にならない?

「網入りガラスも防犯になるでしょ?」と思い込んでいる方がいます。結論からいって、網入りガラスに防犯効果はほとんどありません。

まず、ガラス内部のワイヤーが侵入防止に役立ちそうですが、ワイヤーカッターを使うまでもなく、ハサミで切断可能です。ガラス自体も一般的なフロートガラスであり、ハンマーで叩けば簡単に割れてしまいます。

網入りガラスの別名は、「防火設備用ガラス」。もともとは飲食店やガソリンスタンドなど、火災発生時において、延焼しやすい場所に使われるガラスです。内部のワイヤーは、熱や衝撃で割れたガラスの飛散を防ぐために封入されています。決して防犯目的でワイヤーを入れているわけではありません。

もうひとつ、「強化ガラス」も防犯性が高いと思われがちです。強化ガラスとは、フロートガラスに熱処理を加え、表面強度を3.5〜4倍程度に高めたガラスのこと。一般的なフロートガラスに比べて割れにくく、住宅のさまざまな箇所に使われます。

ただし、ドライバーやバールの先端で突いた場合、いとも簡単に割れてしまいます。本当の意味で防犯効果が期待できるのは、防犯ガラスだけなのです。

■防犯効果だけじゃない!防音効果やUVカットも

ここでは、防犯ガラスを持つさまざまな効果とメリットをご紹介します。

災害時の安全性を確保する「飛散防止効果」

防犯ガラスは、先述した網入りガラスと違い、「合わせガラス構造」を採用しています。万が一自然災害などでガラスが割れても、内部の特殊中間膜にガラス片が接着し、ほとんど飛散しません。地面にガラス辺が散らばらず、避難経路の確保も容易です。

騒音問題を解決する「防音効果」

防犯ガラスには、一定の防音効果が認められています。具体的にいうと、一般的なフロートガラスの遮音性能は20〜25dB(デジベル)とされますが、防犯ガラスは30dB程度です。内部の特殊中間膜がガラスの共振を抑制し、自動車のアイドリングや犬の鳴き声、電車の走行音といった騒音を軽減します。

半永久的な「紫外線カット効果」

防犯ガラスの特殊中間膜には、紫外線UVを99.9%カットするPVB(ポリビニルブチラール)を採用されています。同様の効果を持つクリアフィルムに比べてほとんど劣化せず、半永久的に効果が持続します。

■おすすめの防犯ガラス製品

防犯ガラスは、「板硝子協会」の会員である国内ガラスメーカーより、さまざまな製品が販売されています。

たとえば、「日本板硝子」社の「セキュオ」、「旭硝子」社の「セキュレ」、「セントラル硝子」社の「ラミレックス」が代表的です。いずれも構造・中間特殊膜の種類・グレードは同じで、基本スペックに違いはありません。唯一違うと言えるのは、防犯ガラスであることを示すステッカーのデザインです。

■まとめ

防犯ガラスの役割は、自宅を空き巣被害から守ることです。フロートガラスに比べて圧倒的な強度・耐貫通性を誇り、泥棒が侵入するまでの時間を稼ぎます。さらに防音効果や紫外線カット効果など、あると嬉しい機能も豊富です。多機能ゆえに高価なガラスですが、大切な家、そして家族を守るために交換を検討してみましょう。


マドプロはマッチングサイトです


COMING SOON

error: 右クリック禁止