玄関を開けて換気したいときは網戸を後付けするのがおすすめ!

家の空気を入れ替えるとき、玄関を開ければ風通しはよくなります。ただし、外から室内が見えないか気になるでしょう。また、防犯面やホコリの流入にも不安を感じるかもしれません。これらの問題を解消するには、玄関に網戸を後付けするのが効果的です。そこで今回は、玄関に後付けできる網戸について解説し、このリフォームがもたらすメリットなどをご紹介します。

■玄関に後付けできる網戸

家の玄関に後付けできる網戸は、大きく分けるとカーテン式・ロールスクリーン式・ルーバー式の3つです。

・カーテン式

カーテン式は、薄い網戸をカーテンのように吊るす簡易なタイプです。

このタイプは、玄関の枠に突っ張り棒やマジックテープを取り付ければ、網戸を設置できます。必要な資材はホームセンターなどで購入可能であり、簡単に取り付けられる特徴があります。

網戸を設置するとき、釘やネジは不要です。そのため、できるだけ玄関を傷つけたくない場合に適しています。

・ロールスクリーン式

ロールスクリーン式は、網戸をコンパクトに収納できるタイプです。

同タイプは、大きく「ロールタイプ」と「プリーツ式」に分けられます。ロールタイプは網戸がロール状に収納され、プリーツ式はアコーディオンのように折り畳める仕組みです。普段は収納しておけば、玄関を出入りするとき邪魔になりません。

いずれも片引きと両引きの2タイプがあり、網戸本体を取り外して掃除できるメリットも備えています。

・ルーバー式

ルーバー式は、網戸の中央部分で2つに折り曲げて開閉するタイプです。

一般的に網戸の枠部分は金属製やプラスチック製であり、強度の高さに特徴があります。また、ルーバー窓の角度を調整すれば外から見えにくくなり、プライバシーの保護にも役立ちます。

さらに、施錠できるタイプもあり、玄関の防犯性を高めるのにも効果的です。

それぞれ設置費用や使い勝手は異なるため、玄関に網戸を後付けする際は、ニーズに合わせて選ぶとよいでしょう。

■玄関に網戸をつけるメリット

玄関に網戸を後付けするメリットは、ホコリなどの侵入を防ぎながらドアを開けて換気できるところです。

・玄関を開けて換気可能

玄関を開けて屋内全体を換気できる点は、網戸を後付けすると得られる大きなメリットです。

通常、部屋の窓を数カ所だけ開けても、屋内は部分的にしか換気できないといわれています。玄関を閉めている場合、その付近は風が通り抜けにくいため、家を全体的に換気することは難しいと考えられます。

それに対し、部屋の窓と一緒に玄関も開けると、家全体の風通しをよくするのに効果的です。玄関の間口は広いため、大きく開ければ風が通り抜けやすくなり、屋内の空気を効率よく入れ替えられるでしょう。

その際、網戸を引いておくと、家のなかが丸見えになる心配はありません。また、施錠すれば、防犯対策になり安心感があります。

・ホコリや虫の侵入を防止

玄関に網戸があると、換気中にホコリや虫の侵入を防ぐのにも有効です。

家の玄関は、風だけでなくホコリや虫の通り道にもなります。玄関のドアを開ければ効率的に換気できますが、風以外も舞い込んでくる可能性があります。衛生面を考えると、ホコリなどの侵入は望ましくありません。

網戸を玄関に後付けした場合、風通しのよさを確保できるうえ、ホコリや虫の侵入防止にも効果を発揮します。換気目的で玄関を開けても、室内では気持ちよく過ごせるでしょう。

そのため、玄関を開けたとき異物の侵入を防ぐ方法としても、網戸の後付けはおすすめです。

■網戸を後付けする方法

玄関に網戸を後付けする場合、簡単に設置できるタイプならDIYが可能です。ただし、DIYに慣れていないときなどは、無理せず専門業者に頼むとよいでしょう。

・DIYのポイント

網戸をDIYで玄関に設置するときは、設置場所を正しく採寸することが大切です。

基本的に玄関の高さと幅を測定すれば、後付けする網戸のサイズが決まってくるといわれています。ただし、経年劣化でドアが歪んでいる可能性もあるため、2~3カ所くらい測っておくと安心です。

具体的な設置方法は、磁石や粘着テープを使う「マグネット取り付け型」やドア枠に固定する「フレーム取り付け型」があります。いずれも手順を守れば難しくないといわれますが、自分が設置しやすいタイプを選ぶのがよいと考えられます。

また、玄関によっては周辺設備が邪魔になる場合もあるため、設置スペースがあるかどうかの確認も重要です。

・専門業者に頼むメリット

DIYに不慣れで難しく感じる場合、専門業者に頼む方法がおすすめです。

自分で玄関をリフォームすると出費は安く抑えられますが、時間や労力が必要になります。また、道具の操作に慣れていなければ、玄関を傷めたり設置に失敗したりするかもしれません。

専門業者に網戸を設置してもらう場合、費用はかかるものの、時間や労力を節約できるメリットがあります。さらに、設置場所の採寸やリフォーム工事で失敗する恐れがなく安心です。

多くの場合アフターサービスも提供しているため、網戸の後付けは、無理にDIYせず専門業者に依頼するのが得策と考えられます。

■まとめ

玄関に網戸を後付けすると、家を換気するとき網戸を閉めておけば、玄関を開けて外の新鮮な空気を入れられます。また、ホコリや虫の侵入防止にも効果的です。そのため、家の換気に苦労しているなら、玄関に網戸を後付けするリフォームはおすすめできます。

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