浴室やトイレの窓は「すりガラス」に変えて快適空間にリフォーム!
「すりガラス」は、不透明なガラスの一種です。類似したタイプとともに、「曇りガラス」とも呼ばれています。このガラスの特徴などを理解しておけば、部屋の窓をリフォームするときに有効活用できるでしょう。そこで今回は、すりガラスの基本的な特徴をご紹介します。
■すりガラスの特徴
すりガラスは、透明なガラスに特殊な加工を施した不透明のガラスです。
・すりガラスとは
すりガラスは、ガラスの表面がザラザラになった形状が特徴的です。
ガラス表面の凹凸は、「サンドブラスト」と呼ばれる加工方法により施されます。粉末状の鉱物「金剛砂」を透明ガラスに吹き付けると、表面部分に細かい凹凸が生じて不透明になります。
ガラスの色は、基本的に乳白色です。また、ガラス表面のザラザラとした質感にも特徴があります。
・すりガラスの特徴
すりガラスは、目隠しや、光を和らげる特徴があります。
部屋の窓に不透明なガラスを設置すると、室内は外から見えにくくなります。また、ガラス表面の凹凸は窓に当たった光を拡散させるため、陽射しを抑えて取り込める効果もあります。
・類似品との違い
すりガラスに類似した不透明タイプのガラスには、フロストガラスや型板ガラスがあります。
フロストガラスは、サンドブラストで表面をデコボコに加工し、フッ酸で凹凸部分を滑らかに処理したタイプです。また、型板ガラスは、ガラスが溶けている段階で型押しされた種類を指します。
それぞれ特徴や価格が異なり、部屋のリフォームでは、設置する場所やサイズに違いが見られます。
・使用時の注意点
すりガラスを窓に使うときは、強度やメンテナンス方法について注意が必要です。
ガラスは、サンドブラストで加工を施すと、ガラス表面の強度が下がるといわれています。他のガラスに比べると割れやすい傾向があるため、部屋に設置する場合は、安全面への配慮が欠かせないと考えられます。
また、ガラス表面に凹凸があると、細かい部分に汚れがたまるでしょう。そのまま放置すれば、きれいな状態を保ちにくくなります。そのため、すりガラスの窓を気持ちよく使うには、こまめな手入れも大切です。
■まとめ
すりガラスは、表面の凹凸や乳白色の色合いが特徴的です。
汚れていてはもったいないので、こまめにお手入れをしておきましょう。