窓リフォームに足場は本当に必要?理由と具体例のご紹介


最終更新日:2019.09.30

おはようございます!Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
断熱ガラスへの交換やサッシ交換など窓リフォームをお願いしたら、足場を設置する必要があるといわれたという方もいると思います。今日はどうして足場が必要なのか、どんな窓に足場が必要なのかについて詳しくご説明します。

1.どんな窓リフォームに足場を組む必要がある?

窓リフォームというと主に3つあります。

  1. 高断熱ガラスへの交換
  2. 内窓(二重窓)の設置
  3. カバー工法(サッシまるごと交換)

この3つの窓リフォームのうち、足場が関係してくるものは「1.高断熱ガラスへの交換」と「3.カバー工法(サッシまるごと交換)」の二つです。

内窓の設置に関しては、部屋の内側だけで工事が完了するため特に足場が必要になるときはありません。

ガラス交換については、ガラスの取り外し・取り付けが室内側からの工事だけでは完結しないことがあります。カバー工法についても、サッシを出来るだけ取り除き新しいサッシを取り付けるのですが、サッシもガラスも外側と面しているため室内側からの工事だけでは完結できないことがあります。

2.足場が必要な具体例5つ

    1. 外側からしかガラスが外せないFIX窓

FIX窓といって開けられないタイプの窓の場合は注意が必要です。
FIX窓のガラスは、内側からしか外せないタイプと外側からしか外せないタイプの2種類が存在します。内側からガラスが外せるタイプの窓であれば問題はありませんが、外側からしか外せない場合で高所にある窓については足場が必要となります。
該当の窓が内側からガラスを外せるタイプの窓なのか、外側からガラスを外せるタイプの窓なのかは、プロでないと判断ができません。実際に窓を見させていただいてからの判断となります。

    1. 外側からしか障子が外せない

引違い窓は、左右にサッシをずらして開閉しますが、その動かすサッシ部分を障子と呼びます。
通常、引違い窓のサッシ(障子)を外す場合、両脇を持って上に持ち上げて下部分をサッシレールから外し手前に引くことで外すことが出来ます。この動作で室内側にある障子から外す場合がほとんどですが、古い窓の場合、外側の障子からしか外せない場合があります。そのため、足場を組む必要があります。
このタイプの窓も、プロが実際に窓を見ないと判断ができません。

    1. 小さい窓をカバー工法する場合

カバー工法でサッシを交換した場合、仕上げとして雨が入らないための「シーリング(コーキング)」を施します。シーリングとは、サッシと壁の間をゴムのようなもので埋める作業です。
カバー工法自体は室内側から行いますが、室外側のシーリング作業は窓から外へ身を乗り出して行います。身を乗り出せるほどの大きくない窓の場合、室内側からのシーリング作業が困難になるため、足場を組む必要があります。

    1. 窓がとても大きい場合

とても大きい窓をリフォームする場合、ガラスを玄関から搬入することが困難な場合があります。そのため足場を組み、室外側からガラスを搬入したり交換する必要があります。
玄関だけでなく廊下、階段などから搬入できない場合も同様です。

    1. マンションのFIX窓(はめごろし窓)

マンションのFIX窓(はめごろし窓)を交換する場合、室内側だけでなく室外側からも作業が必要になります。
ガラスとサッシから雨漏りしないように、シーリング(コーキング)によってすき間を埋めています。シーリング室内外からをカットしない限りガラスは外れません。そのため、足場を組み、外側のシーリングをカットする必要があります。
戸建住宅の場合、室内側からでもシーリングが取れる仕組みになっているので室内側からでも外せます。

3.足場の費用は現地調査が必要

足場の設置にかかる費用は様々な条件に左右されるため、必ず現地調査が必要です。

  • 窓の大きさ
  • 窓のある高さ
  • 足場が設置できるだけのスペース
  • 地上で交通整理等の人員が必要か
  • 道路に接近している場合、許可を取る必要があるか など

一概に費用がいくらなのかは言いづらいのが正直なところです。数万円~十数万円を目安としてみておくと良いでしょう。また、足場を組むのではなく、クレーン車を使うこともあります。その場合の費用は、おおよそ5万円~となります。
まずは窓と周辺状況を一度見てもらうことをおすすめします。

4.他の工事の足場を借りるとお得

足場を組む必要があっても、お得に窓リフォームをする方法もあります。それは、外壁など他の工事のために組んでいる足場を利用させてもらうことです。
他の工事をしている業者の方に足場を借りて良いか聞いてみると、大丈夫ですよと言ってもらえる場合があります。せっかくなので、足場を借りた方が費用を安く抑えることが可能です。ぜひ聞いてみましょう。

5.まとめ

窓のある位置やサッシの種類によって、足場がどうしても必要な場合があります。
足場の必要性や費用については実際に窓とお家周辺を見ない分からないため、一度窓のプロに相談することをオススメします。

 

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