複層ガラス(ペアガラス) ガラスとガラスの間には何が入ってる?

ペアマルチEA

 

当サイトでもよく扱っている「ペアガラス」。

普通の1枚ガラスに比べ、断熱効果が高いのですが、みなさんはご存知でしたか?

 

ご存知ない方も、

最近では新築住宅のほとんどで使われているので、普段目にしているかもしれません!

 

そんなペアガラスですが、2枚のガラスの間には「空気」が入っています。

どうしてガラスとガラスの間に空気層を作っているかというと、

空気はガラスに比べて「熱貫流率※」が約30分の1ととても小さく、熱が伝わりにくいからです。

(※「熱貫流率」とは熱がどのくらい伝わりやすいかを表す数値で、「熱貫流率の数値が小さい=熱が伝わりにくい」ということです。)

 

熱が伝わりにくいと何が良いかというと、

・冬、暖めたお部屋の熱が外に逃げにくい

・夏、外の暑さがお部屋の中に伝わりにくい

・エアコン代が節約できる

・一年中快適に過ごせる

・温度差による結露の発生を軽減できる

…と、良い事づくしなんですね!

 

ちなみに複層ガラスの中には、「空気」以外のものが入っているガラスもあります。

 

一つは「アルゴンガス」。

アルゴンガスは大気中に3番目に多く含まれている気体で、普通の空気よりも熱貫流率が小さい為、断熱効果がさらに高くなります。

 

二つ目は、「真空」。

日本板硝子㈱から発売されている「スペーシア」というガラスに使われています。

ガラスとガラスの間が真空になっていて、熱を伝える分子が少ないのでこちらも断熱効果が高いです。

 

ちなみに断熱効果は、

真空>アルゴンガス>空気

の順に高くなります。

 

ひとくちに複層ガラスと言っても、ガラスの間に入っているものによって断熱効果が違ってくるんですね。

またガラスとガラスの間の空気層の厚さや、ガラスの種類によっても断熱効果は変わってきます。

う~ん。ガラスってとっても奥が深いです!

 

複層ガラスはガラスの厚みがあるので、お家によってはガラス交換が出来ない場合もあります。

ご自宅のご予算やどのくらいの効果を希望されるかによって選ぶガラスも変わってくるので、

まずは一度プロの方とご相談してみてくださいね!

 

参考:Glass plaza-PRO「ガラスの豆知識(熱貫流率)」<https://www.asahiglassplaza.net/gp-pro/knowledge/vol4.html>2018.6.22アクセス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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