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日刊マドプロ
知って得する!?建築用語「殺す」
みなさん、おはようございます!
シリーズ化となってきました!
三回目の、知って得する!?建築用語シリーズ。
さて、今日は「殺す」についてです。
なんとも物騒な言葉ですね…。
建築業界ではこんなふうに使います。
「あの引違い窓を殺して、FIX窓(はめ殺し窓)にしようか。」
窓は生きていないのに、なぜか殺されてしまいました…。
どういうことでしょうか。
建築業界で「殺す」とは、「機能させなくする」という意味になります。
どのように機能させなくするかというと、
- 取り除く
- 上からかぶせる
- 動かなくする
- 何かで埋める
など、その方法は様々です。
今回の例文では、引違い窓という「開けられる窓」 → FIX窓(はめ殺し窓)という「開けられない窓」にリフォームするということになります。
採風する機能が失われたということになります。
窓の種類を変えるリフォーム方法には、「カバー工法」があります。
今あるサッシごと交換するので、例文のようなリフォームはカバー工法で行われるのが一般的です。
「殺す」という言葉ひとつとっても、場面によって使用方法が変化するので、様々な言葉の代わりに用いられます。
どんな方法で殺すかはその職人さんの慣れたやり方、現場の状況などに合わせて変わります。
あえてその方法を指定する必要はないからこそ、殺すという言葉が便利なわけなんですね。
ニュアンスで分かる気もしますね。
日本語って不思議だ…。
またいつか、建築用語をご紹介しますねー!
ではまた!