「ガラス張り」は、建てる前によく考えましょう。
みなさん、こんにちは。
先日、髪を切ってきました!
私は10年以上同じ美容室に通っているのですが、わりと大きな美容室で
1階にはお客様が座る席が10席ほどあり、2階は特別室で吹き抜けになっています。
外観もオシャレで、外壁の2/3がガラス張りになっています。
高さ3mほどの大きなガラスをつなぎ合わせることで、開放感あふれる空間になっています。
外には中が見えすぎないよう上手に木が植えられていて、緑を感じられる落ち着いた雰囲気です。
ただし、ある時刻になると太陽の光が室内にガンガン入り込んできます。
室内ブラインドを下ろさないと眩しいし、とても暑くなります。
お店の人に「夏は暑くないですか?」と聞くと、「夏だけじゃなくて、冬も暑くなるんですよ。」と仰っていました。
夏は冷房をガンガンかけないと室内が冷えないそうで、冬も少しつけることがあるとか。
暑さの理由は、おそらく「ガラス」にあると思います。
近くで確認したわけではありませんが、普通の1枚ガラスを使用しているようでした。
以前もお話しましたが、室内に入ってくる熱の73%が窓などの開口部から入ってくるので、
大きな窓は対策をしなければ、熱は入り放題になってしまいます。
建物はガラスが多いほど夏は暑いし、冬は寒くなってしまいます。
だからといって、全面壁にするわけにもいきません。
そこで、壁のように断熱性の高いガラス「ペアガラス」や、
さらに高いグレードの「Low-Eペアガラス」などを選択するのがオススメです。
断熱性が高いガラスということは、お値段もそれに見合ったものになります。
しかし長い目で見ると、冷房や暖房にかかる金額はバカになりません。
初期投資としては高く見えるかもしれませんが、元を取れるほど効果のあるものです。
ガラスを多く使う家などを建てる場合は、ぜひ良いガラスを使うことをオススメします。