窓の結露対策は、暖房器具選びも重要!
最終更新日:2019.07.18
おはようございます!Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
だんだん寒くなると、暖房器具を使う機会も増えてきますよね。それと同時に悩まされるのが窓にできる「結露」だと思います。
実は暖房器具によっては結露が発生しやすいことがあるってご存知でしたか?結露に対する知識をおさえて、どんな暖房器具を選ぶとよいのか解説していきます!
■そもそも結露って何?
結露をすごく簡単に言い換えると、「空気中に居られなくなった水分」です。
目には見えませんが、空気中には水蒸気として水分が含まれています。
空気中に含むことのできる水蒸気量は決められていて、温度が高ければ高いほど水蒸気をたくさん含むことができます。
その許容量を超えると、水蒸気が水滴となって現れます。
これを「結露」と呼ぶわけです。
詳しくはこちらもご覧ください→「誰にでも出来る冬の結露対策!〇〇をしよう!」
■結露が発生する2つの原因
結露が発生する原因は大きく「空気の温度」と「水蒸気量」の2つです。
温度の高い空気中にはたくさん水分を含むことが出来ます。
逆をいえば、温度の低い空気中にはあまり水分を含むことが出来ません。
例えば冬の窓に水滴ができやすいのは、窓周辺の温度が低いからです。
今までは水蒸気として空気中に居られた水分が、冷たい窓の近くでは空気中に居られなくなり、窓ガラスに水滴となって現れ結露した状態になります。
また、どんな温度でも水蒸気を含める量は決まっています。
そのためあまりにも水蒸気量が多すぎると、どこか低い温度の部分に結露する可能性があります。
水蒸気量そのものをコントロールすることも大切です。
詳しくはこちらもご覧ください→「誰にでも出来る冬の結露対策!〇〇をしよう!」
■結露を起こしやすい暖房器具とは
石油ストーブやファンヒーターは、灯油やガスを燃焼させる際に大量の水蒸気が発生します。
これらは開放型と呼ばれるタイプで、室内の空気を使って温めて、水蒸気を含んだ空気をまた室内に排出します。
石油ストーブの場合、一時間当たり300mlもの水蒸気を発生するため水蒸気量が増えすぎることが考えられます。
窓の結露がひどい場合には、FF式と呼ばれる室外に排気する非開放型ストーブやエアコン、床暖房等の暖房器具がおすすめです。
FF式ストーブは吸気も排気も室外から行うため、水蒸気の発生が抑えられます。
エアコンや床暖房は燃料を必要としないため水蒸気が増える心配はありませんが、逆に空気の乾燥が気になることも。
そのため加湿器を使うと思いますが、加湿のし過ぎにも注意が必要です。
■手軽にできる結露対策
最も手軽な結露対策は「水蒸気量をコントロールする」ことです。
増えすぎた水蒸気量を減らすためにも、換気をして水蒸気を逃がしましょう。
調理中や入浴時は水蒸気が発生しやすいのでこまめな換気も大切ですね!
その他にも、
・窓際に観葉植物や水槽を置く
・洗濯物を室内で干す
・加湿器等で過度に加湿する
…等をしている場合、結露が発生しやすくなるので、そのものの見直しも効果的です。
■本格的な結露対策
さらに本格的な対策は「空気が冷たくなる場所をなくす」ことです。
最初に例に挙げた窓ガラスは、冬になるととても冷えてしまいます。
窓ガラス自体が冷えないようにするために断熱性の高いガラスや内窓(二重窓)を取り付けることで、結露をぐっと減らすことが出来ます。
また、サッシの結露も気になる場合、サッシごと交換できるリフォーム方法もあるためそちらも結露対策としておすすめです。
- 結露対策におすすめ高断熱ガラス「真空ガラス スペーシア」
- 結露対策におすすめの内窓(二重窓)「インプラス」
- 結露対策におすすめのサッシごと交換できるリフォーム「カバー工法」
■まとめ
- 空気が抱え込める水蒸気量は決まっている
- 水蒸気を発生する開放型の石油ストーブは結露を発生しやすくするため、注意が必要
- 適度な換気で水蒸気量をコントロールすると良い
- 窓など空気を冷やしてしまう原因そのものを断熱化するとより効果的
マドプロでは窓の断熱化を得意とするプロをご紹介しています。本格的な結露対策をお考えの際は、お気軽にマドプロまでご相談ください♪
参考:
・セキスイハイムオーナーサポート「冬のお手入れ 結露対策」
・ペレットプラス「FF式ストーブってどんなストーブ??」