滑り出し窓が開かない…解決方法は?
おはようございます!Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
今日は開かなくなってしまったすべり出し窓の対処法をご紹介します!
1. 「滑り出し窓」とは?
2. 滑り出し窓が開かない、動かない原因
3. 開かない・動かない滑り出し窓の対処法
4. カバー工法をするなら、断熱も意識するのがオススメ
5. マドプロでは滑り出し窓の修理も承っています
■「滑り出し窓」とは?
滑り出し窓とは、その名の通り滑るように開くタイプの窓のことをいいます。
滑り出し窓には「縦すべり出し窓」と「横滑り出し窓」の二種類があります。
狭いスペースでも窓の面積がしっかりとれることと、窓を完全に開けても泥棒が入りにくいような開閉方法になっている点が特長です。
↑縦滑り出し窓:サッシの縦方向を軸として窓が開きます
↑横滑り出し窓:サッシの横方向を軸として窓が開きます
■滑り出し窓が開かない、動かない原因
滑り出し窓が開かなくなったり動かなくなる理由には、こんなことが考えられます。
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- 窓・サッシを滑り出すための部品が壊れている
窓を外側にぐっと押し出すために、「アーム」が取り付けられています。
このアームが古くなることで動きが悪くなってしまいます。
油をさしても改善されにくく、無理やり動かすと部品が取れて窓も落ちてしまうという事もあり得るので注意が必要です。
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- 窓・サッシが歪んでしまっている
長年の建物の重さに耐えられず、サッシ自体がわずかに歪むことがあります。
気密性を高めるためにミリ単位でサッシは取り付けられているので、
数ミリずれただけでも窓やサッシにとっては致命傷で開閉に支障をきたします。
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- 窓・サッシ同士がくっついてしまっている
長年開閉しないでいると、サッシ同士がくっついてしまうことがあります。
窓の種類にもよりますが気密性を高めるために、ゴムの部品が取り付けられていることがあります。
その部品が熱などで溶けてしまうことで、くっついてしまうというわけです。
■開かない・動かない滑り出し窓の対処法
主な滑り出し窓の修理方法は2つあります。
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- アームを交換する
窓を滑り出すためのアームのみを交換する方法です。
窓に適合するアームを探し出す必要があるのですが、その特定が難しい場合が多々あります。
古ければ古いほど探すのは難しくなりますし、世の中には多くの種類のサッシが出回っているため、
見つけられないということもあるのでご注意ください。
アームを交換する費用の目安は、4~5万円程度です。
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- 窓・サッシごと交換する
窓やサッシ全体が歪んでいたり、アームが見つけられないなどの場合は、
サッシごと交換する「カバー工法」で窓を新しくする方法があります。
窓全部が新しくなるので開けづらさが解消できるのはもちろん、気密性・断熱性もアップします。
そのため冬はトイレや脱衣所のひんやり感が軽減される効果も喜ばれます。
カバー工法でサッシごと新しくする費用の目安は、12~17万円ほどです。
■カバー工法をするなら、断熱も意識するのがオススメ
カバー工法で窓を新しくする場合、せっかくなので断熱性にもこだわることをオススメします。
特に暑さや寒さで悩む人の多いトイレや脱衣所・お風呂場などは、窓がその空間の温度に大きく影響しています。
夏は73%、冬は58%もの熱が窓から出入りしているので、窓の断熱性を高めることで夏はより涼しく、冬はより暖かい空間になります。
トイレや脱衣所・お風呂場などは熱中症やヒートショックの危険性が高まる場所でもあるため、
断熱性能にこだわり命を守る行動も大事かなと思います。