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停電時、電気錠って使えるの?

電気錠ドアのイメージ画像

最終更新日:2019.07.05

みなさん、こんにちは!

Mado Pro(マドプロ)スタッフです!

台風や地震など自然災害の影響で停電しまうことってありますよね。
最近は玄関ドアもリモコンキーたカードキーなどで解錠する電気錠のお宅が増えているかと思いますが、停電時はどうなるのでしょうか?
詳しく解説していきます。

■停電した時、「電池式」か「100V式」かで状態が変わる

答えは…電池式の場合は通常通り使用OK!100V式の場合は、通常通りの使用は出来ません!
電池式は、その名の通り乾電池を使うタイプです。100V式とは、配線工事を伴うタイプものです。
普段お使いの玄関ドアが電池式なのか100V式のどちらなのかご存知ですか?

■玄関ドアの「電池式」「100V式」を見分ける方法

二つの見分け方は「電池ボックスがあるかどうかを確認する」ことです。
玄関ドアの側面に埋め込まれている、または室内側のカギの近くに電池を入れる箱があることがほとんどです。
電池を入れる部分が無ければ、電気配線がされた100V式である可能性が高いです。
また、お部屋の中にあるモニターやリモコンでドアの施錠・解錠ができる場合は、100V式になります。

■新築の玄関ドアは100V式とは限らない

新築のお家に住み始めたときから電気錠をお使いの場合、必ずしも100V式とは限りません。
LIXILやYKK APの新築用玄関ドアは、電池式と100V式の両方が用意されています。
やはり、電池ボックスがあるかどうかを確認してみたほうがよいでしょう。

■玄関ドアをリフォームした場合、電池式の可能性が高い

玄関ドアを新しくリフォームして、その工事が一日で完了した場合は電池式である可能性が高いです。
もし配線工事をして電気式にする場合は、配線工事で1日、玄関ドアの交換工事で1日と2日程度必要です。
たった一日でリフォームが終わる工事が人気なので、電池式の可能性が高いので、電池ボックスがきっと見つかるはずです。
ちなみに、LIXIL製のリフォーム玄関ドアには100V式の設定がありません。
もしLIXIL製であれば必ず電池式です。(2019年7月現在)

■停電した時、玄関ドアのカギの開け方は?

100V式の配線工事を伴う電気錠の場合は、停電時には通常通りの使用は出来ません。
ただし、非常時には手動での開け閉めであれば可能です。その為にも非常用の鍵を常に持ち歩くようにして下さい。
非常用のカギを差し込むシリンダーは、普段見えないところにあることも多いです。
写真のようにハンドル部分を開けるとシリンダーがあることがほとんどなので、一度確認しておくことをおすすめします。

電気錠ドアハンドルのイメージ画像
↑左はYKK AP製の玄関ドア、右はLIXIL製の玄関ドア

■電池錠の電池交換時期はいつ?

電池式の錠の場合は、停電時でも通常通り使用することが可能です。
もちろん電池が切れると手動で開けなくてはいけません。電池交換時期のお知らせはハンドル部分点滅したりブザーが鳴るので、お知らせがあった際は早めに交換して下さい。
電池交換の頻度は、LIXILやYKK AP製の電気錠の場合で1年に1回の目安です。
必要な電池の数は、LIXIL製の電池錠の場合は単三乾電池4本または8本。YKK AP製の電気錠の場合は、単三乾電池4本です。

また、リモコンキーの場合、リモコンの電池交換時期もハンドル部分の点滅やブザーでお知らせしてくれます。
ボタン電池が内蔵されているので、新しい電池に早めに交換しましょう。

■最後にまとめ!

<100V式の場合は…>
× 停電時はカードキーやリモコンキーなどが使えないので→非常用のカギで開けましょう
◎ 電池の用意・交換の手間が必要なし
× 玄関ドアリフォームをするとしたら、配線工事を伴うので電池式に比べ工事が大掛かり

<電池式の場合は…>
◎ 停電時でも通常通りカードキーやリモコンキーの使用が出来る
× 電池の用意・交換の手間がかかる→電池が切れたら非常用のカギで開けましょう
◎ 玄関ドアリフォームをするとしたら、配線工事を伴う大掛かりな工事が不要

<共通の注意事項>
停電時や電池切れに備えて、常に非常用のカギを持ち歩くこと!

カギを持ち歩く必要があるとはいえ、リモコンやカードキー、タッチキーなどの電気錠で鍵を開けられるのはとても便利で好評です。
玄関ドアリフォームをすると、たった一日で電気錠に早変わり!
メリットもたくさんあるので、ぜひリフォームをする際は電気錠も候補に入れてみてはいかがでしょうか。