玄関ドアリフォームの方法と費用、素材や業者選びのポイント
玄関ドアを新しくする場合、適切なリフォーム方法はどれか、どんな素材にするか、決める必要があります。費用の確認も怠れません。今回は、玄関ドアリフォームの方法や費用、素材や業者選びのポイントについてご説明します。
■玄関ドアリフォームの方法
玄関ドアのリフォーム方法には、本体のみの交換や枠ごとの交換など複数あります。目的や玄関ドアの理想像に合わせて選ぶことが大切です。
カバー工法で玄関ドアを新しくする
玄関ドア本体と枠を新しくしたい場合、カバー工法と呼ばれる方法がおすすめです。既存の玄関ドアの枠の上に新しい枠を取り付ける方法で、古い枠を取り外す必要はありません。床や外壁に手を加える必要もないため、1日あれば工事完了です。
在来工法で枠ごと取り換える
玄関ドア枠のサイズを変更して今より大きな玄関にしたいときなどは、カバー工法で対応するのが難しくなります。このようなオーダーに対しては「在来工法」で玄関枠のサイズを変更する施工が必要です。この方法であれば自由度の高い玄関ドア交換が可能となります。工期は数日~1週間程度です。
玄関ドアの表面を塗り替える
玄関ドアをキレイにしたいけど、ドア本体の取り換えまでは必要ない。そんなときは、表面を塗り替えるリフォームがおすすめ。汚れや傷が目立たなくなり、もともとあった光沢や新鮮さを取り戻せます。カラー選びは自由。同じテイストの色を使うもいいですし、異なる色を選んでイメージチェンジするのも難しくありません。
玄関ドアシートを貼る
玄関ドア用のシートを貼るだけのリフォームもあります。「これまでの色やデザインを変えたい」「お手軽にリフォームしたい」などのニーズに最適。色・デザインのバラエティも豊富でお好みに合うセレクトが可能です。
■玄関ドアリフォームの費用相場
玄関ドアリフォームの費用相場は次の通りです。
- カバー工法:20~50万円
- 在来工法:40万円~
- 塗り替え:5~20万円
- 玄関シート:7~15万円
カバー工法および在来工法の場合、ドア本体費用のほか、旧ドアの撤去費用や施工代などが料金に含まれます。また、現場の状況、出張料や見積もり料の有無なども料金に影響します。リフォーム費用は依頼するリフォーム業者次第のところがあるので、事前にお見積もりをもらって料金の内訳並びに総額をチェックすることが大切です。
■玄関ドアの素材
玄関ドアの素材の特徴についてご説明します。
アルミ
アルミは玄関ドア素材のなかでも人気が高く、リフォームでもよく選ばれます。抜群の耐久性を誇りながら軽量で、メンテナンスもしやすく長持ちするなど使い勝手のよさがメリット。カラーのバリエーションも豊富で、外観に合うデザインも比較的選びやすくなります。
スチール
スチール製のドアも耐久性が高く、丈夫で長持ちします。防火や防音、防犯対策に向いたタイプがたくさん出回っており、戸建てから集合住宅まで幅広く採用される人気素材。重厚感があり落ち着いた雰囲気を出したいときにおすすめ。
ステンレス
ステンレスはアルミ、スチールと同様耐久性には問題なし。また、錆びにくい特徴もこの素材の強みで、潮風が吹く海沿いの住宅地では重宝されます。
木製
木製の玄関ドアは用途が幅広く、木造住宅はもちろん鉄筋鉄骨の西洋風住宅でも多用されます。木製のメリットは熱伝導率の低さゆえに得られる、断熱性能の高さ。外気の影響を受けにくい材質が住空間の快適性を守ります。
■リフォーム業者選びのポイント
玄関ドアリフォームで満足のいく結果を得られるかどうかは、リフォーム業者選びにかかってきます。以下で押さえておきたい業者選びのポイントをご説明します。
施工品質と費用をバランスよく
「とにかく安いところがいい」みたいに偏った選び方は失敗のもとです。格安を売りにする業者に高い施工品質は望めないと考えて差し支えありません。費用はまず適性かどうか、施工内容に見合っているかどうかが大事です。料金体系について細かい質問にも誠実に答えてくれるかも見ておきましょう。
施工品質を見極めるポイントは、実績の多さと専門性です。玄関ドアリフォーム工事の長い実績があり、評判を勝ち取っている業者は技術力が高いと見てよいでしょう。さらに玄関ドアリフォームを専門に取り扱う業者はその方面での技術と実績に期待が持てます。
相見積もりで比較検討
リフォーム業者を選定するときは、2、3の業者に目星をつけて相見積もりを取るのがおすすめです。複数の業者を比較検討できると同時に、適正相場の見極めもつきやすくなります。他社と比べ費用が高いと思えばその点の確認もできます。
■まとめ
最終的にどんな玄関ドアにしたいのか、具体的にイメージしたうえで方法や素材、製品を選びましょう。理想のリフォームをかたちにしてくれるのは、適正相場で高い施工品質を誇る専門の業者さんです。業者選びにかける時間もしっかりとって悔いのないリフォームにしましょう。