防犯対策
防犯対策には、まずは泥棒の手口を知ることが大切です。 「泥棒がどこから侵入するか」「どんな手口で侵入するか」について知り、効果的な防犯対策をしましょう。

泥棒の手口
泥棒はどこから侵入する?
空き巣の侵入口で最も多いのが「窓」。55.2%と、半数以上が窓からの侵入です。 特に縁側やベランダの掃き出し窓が狙われやすく、 ガラスを割ってしまえば簡単に解錠が出来てしまうので、泥棒にとって好都合です。
※出典:警察庁「スマイル防犯100当番」
泥棒の侵入手口
泥棒が窓から侵入する際に使う手口が、「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」の大きく分けて3つです。 いずれも防犯効果のない窓ガラスでは、簡単に侵入されてしまいます。

こじ破り
ドライバー等を使って、指が入る程度の穴をこじあけ、開錠する方法。衝撃音が少なく、短時間で侵入が出来る最も多い手口。

打ち破り
物を投げ込んだり、叩きつけてガラスを破壊し、侵入する方法。工場や電車の周辺等、周囲で大きな音のする地域は要注意。

焼き破り
小型バーナー等を利用し、急激に冷やすことで窓ガラスを割り、侵入する方法。小さな音で侵入ができ、外国人窃盗団が多用する手口。
あなたのお家は大丈夫?こんな家が危ない!
- 留守であることが分かりやすい(電灯が消えている・郵便受けに新聞等がたまっている)
- 死角がたくさんある(塀や植木などがあり見通しが悪い)
- 2階へよじ登れるような足場がある
- 入りやすそうな窓がある(よじ登らず侵入出来る掃出し窓が最も危険)
- 防犯設備がない
- 近所にひと気がない
防犯対策ポイント
侵入に5分以上かかると、泥棒の殆どはあきらめます
泥棒は必ず下見をし、人目につかず犯行に時間のかからない家をターゲットに選びます。 侵入に5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。 「侵入に時間をかけさせる」これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。

1. 防犯ガラスに交換
ガラスとガラスの間に特殊な中間膜を挟み込んだ防犯ガラスに交換することで、 侵入までに時間をかけさせ、犯行を諦めさせる効果があります。 また、防犯ガラスを選ぶ際には、「CPマーク」の付いた 商品かどうかをチェックしましょう。

CPマークって?
防犯性能の高い建物部品につけられるマーク。 建物の侵入に5分以上耐えられると評価された建物部品だけに与えられます。

2. 玄関ドアリフォーム
こじあけ・ピッキングに強い錠や、2ロックを備えた玄関ドアへのリフォームが効果的です。 また、鍵の閉め忘れは最も狙われやすいので、ゴミ出しなどのちょっとした出入りの際にも施錠の確認を。 自動施錠機能の付いた玄関ドアなら、閉め忘れ防止にも効果的です。

3. シャッターや面格子の設置
シャッター、菱クロス面格子の取り付け。 面格子等が付いていることによって、視覚的にもじ犯行を諦めさせる効果があります。 さらに、取り付けの際、ビス穴をつぶしておくことも効果的です。