防犯シャッターを設置して犯罪被害を未然に防止しよう

防犯シャッターを設置して犯罪被害を未然に防止しよう

防犯シャッターは、住宅や店舗の窓や出入口を守るために設置されるアイテムです。窃盗や不法侵入などの犯罪被害を未然に防ぐため、防犯シャッターを導入するケースが増えています。

そこで今回は、防犯シャッターの種類や特徴、期待できる効果、導入方法について解説します。防犯シャッターを選ぶ際のポイントにも触れますので、自宅や店舗への設置をご検討の際は、ぜひ参考にしてください。

■防犯シャッターの種類と特徴

防犯シャッターには、電動タイプと手動タイプの2種類があります。こちらでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

・電動タイプ

電動タイプは、リモコンやボタンを使って開閉するタイプのシャッターです。開閉が簡単で手軽に操作できることから、住宅や店舗など幅広い場所で利用されています。手動タイプとは異なり一定の速度でシャッターを操作するため、開閉時の騒音が出にくく、住宅街で利用する場合にも安心です。また、遠隔操作が可能な製品も多く、わざわざシャッターに近づくことなく開閉できるメリットもあります。

一方、電動タイプの防犯シャッターは、手動タイプと比較して導入コストがかかりやすい点がデメリットです。本体の設置工事にかかる費用に加えて、電気配線の工事費用などが発生します。電動タイプの防犯シャッターの場合、停電時には使用できず、手動で開閉する必要があります。

・手動タイプ

手動タイプは、人の力でシャッターを開閉するタイプです。一般的な電動タイプと比べると価格が安く、誰でも上げ下げしやすいように本体も軽いものが多い傾向にあります。停電時にもいつも通り開閉が可能なため、安心して設置しやすい点がメリットです。

手動タイプの防犯シャッターのデメリットとしては、毎回の操作が面倒に感じやすい点が挙げられます。例えば、ガレージに防犯シャッターを設置した場合、「車から降りてシャッターを開ける」「車をガレージに入れる」「シャッターを閉める」の3つの動作が必要です。遠隔操作が可能な電動タイプと比べて手間がかかりやすく、鍵をかけ忘れて防犯性能が低下するリスクもあります。

また、手動タイプの防犯シャッターは、一定の速度で操作することが難しく、開閉時の騒音が大きくなりやすい点にも注意しましょう。特に深夜や早朝に操作する場合は、近所迷惑になる可能性があります。

■防犯シャッターの設置によって期待できる効果

住宅や店舗に防犯シャッターを設置すると、どのような効果があるのでしょうか。こちらでは、期待できる効果を2つ解説します。

・防犯性能の向上

窓や出入口に防犯シャッターを取り付けると、視覚的な防犯効果が期待でき、空き巣などの犯罪被害に遭うのを未然に防止しやすくなります。空き巣は侵入に時間がかかりそうな建物を避ける傾向にあるため、防犯シャッターによって「侵入しづらそう」という印象を与えることが重要です。

ただし、住宅や店舗の防犯対策は、防犯シャッターの設置だけで十分ではありません。センサーライトや防犯ガラスと併用すると、さらに防犯性能を向上できます。

・プライバシーの保護

防犯シャッターを設置して屋内の様子を見えにくくすることで、プライバシーの保護にもつながります。建物の周囲に塀などがなく、外からの視線が気になる場合におすすめです。

■防犯シャッターの導入方法

防犯シャッターを設置する際は、プロの施工業者に任せるのが基本です。簡易的なものであれば、自分で取り付けることもできますが、防犯性能の高い本格的なシャッターを設置するにはプロの知識や技術が必要になります。専門業者に依頼することで、ミスなく設置してもらえるため安心です。

また、防犯シャッターは、建築物の外観や周辺環境、使用用途によって設置が制限される場合があります。

例えば、歴史的な建物や商店街の規制がある場合は、外観を損なわないように工夫が必要です。設置場所によっては、希望する防犯シャッターを設置できないケースもあるため、事前に基準やルールを確認しておきましょう。

■防犯シャッターの選び方

防犯シャッターを選ぶ際は、以下の4つのポイントを意識しましょう。

1.防犯性能

防犯シャッターを設置する主な目的は、窃盗や不法侵入から建物を守ることにあります。そのため、防犯シャッターは強度や防犯性能が高い製品を選ぶことが大切です。電動タイプと手動タイプの場合、リモコンがないと簡単には開けられない電動タイプのほうが防犯性能に優れています。

2.素材

防犯シャッターの素材には、アルミやスチール、ステンレスなどがあります。軽量で取り扱いが容易なアルミ製が好まれることが多いですが、強度や耐久性に優れるスチール製も人気があります。ステンレス製は高級感があるものの、価格が高くなりやすい点がデメリットです。

3.サイズ

シャッターのサイズは、設置場所や用途に合わせて選ぶ必要があります。また、サイズが大きくなると価格も上がるため、施工業者に相談して適切なサイズを選ぶことが大切です。

4.デザイン

防犯シャッターは、建物の外観にも大きく影響するため、デザインも意識するのがおすすめです。自然な風合いを演出できる木目調の防犯シャッターや、建物にマッチするカラーバリエーションが豊富な製品もあります。

■まとめ

今回は、防犯シャッターの種類や期待できる効果、導入方法、選び方について解説しました。防犯シャッターは、貴重品や商品の保護だけでなく、万が一の犯罪被害から身を守る重要な役割を果たします。防犯性能や素材、サイズなどを考慮して最適な防犯シャッターを選択し、建物の安全性をアップさせましょう。

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