屋内熱中症とは?家の中での対策を紹介!
夏場は、コロナ感染対策だけではなく、熱中症対策も合わせて行わなければなりません。
マスク着用が一般的な今、熱中症リスクも上がると言われております。
※マスク着用の考え方については、厚生労働省のホームページをご覧ください。
厚生労働省「マスクの着用について」
屋外だけではなく、条件によっては屋内でも熱中症を引き起こしてしまう可能性があるため、油断せず対策する必要があります。
そんな屋内熱中症の対策に効果的な方法を今回はご紹介します。
■屋内熱中症とは?
熱中症というと、屋根の無い屋外で発生するイメージが強いですが、消防庁の調査によると、実は令和2年6月~9月期の熱中症による救急搬送のうち、約4割以上が住居で発症していることが分かりました。
参考データ:総務省「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況 」
屋内でいる時間が増えた今だからこそ、屋内で引き起こす熱中症の原因と対策について理解を深めていかなければなりません。
・熱中症発生の要因
出典:環境省 総合環境政策局環境保健部環境安全課「熱中症~思い当たることはありませんか?~」
原因の中でも多いのが湿度が高すぎることや、室内の風通しが悪いこと、また電力の節約などによる冷房機器の不使用により熱中症を引き起こすケースが多いです。
熱中症には温度、湿度が大きく関わっており、窓などを通じて侵入する地面などからの輻射熱、直射日光に注意する必要があります。
以下のような環境の場合、屋内熱中症に注意が必要です。
・室温が28℃、湿度が75%以上は厳重警戒。
・気温が高い環境
・湿度の高い環境
・風が弱い環境
■屋内環境の改善方法
室内の中でも、お風呂場や洗面所などの熱がこもりやすく湿気が高い場所は特に要注意です。
このような場所に長居する場合には、窓を開けて空気の流れを良くしたり、換気扇を回しながら過ごすことをおすすめします。
また、リビングなどでは、定期的に換気を行うことや扇風機やサーキュレーターも利用しながらエアコンを使ってムラなく室温を調整することが非常に大切です。
快適な空気で生活しながら、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分摂取を行うことで屋内での熱中症対策を行うことができます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
家で過ごす時間が増えているからこそ、案外見落としていることなどは無いでしょうか?
特に夏の暑い日の日中は、窓やカーテンを完全に閉め切り過ごす方も多いかもしれませんが、日差しが強い日はカーテンなどで日除けをしながら、定期的に窓を開けて換気を行い快適な湿度で生活するようにしましょう。