窓の断熱ってどれくらい大事なの?対策する方法とは?
皆さんこんにちは。本日は、ご自宅で快適に過ごすために、室外からの熱の出入りを調整する窓の対策を紹介します。
特に夏や冬は、エアコンなどの空調で室内の温度を調整されている方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、窓の断熱性が低いとせっかくつけた冷暖房の効果も薄れてしまう事が分かっているのです。
熱の出入りに関わるのは、大きく屋根・床・壁・窓です。そんな中でも窓は、熱の出入りの5割以上を担っているといわれており、電気の節約をする上でも、窓の断熱性対策は必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
■窓の断熱方法の種類
断熱する方法として、業者に依頼する方法と、DIYで断熱する方法まで様々あります。
業者に依頼するものとしては、以下3つが主な対策です。
・窓サッシの交換
・断熱ガラスへの交換
・内窓(二重窓)の設置
窓サッシの交換は、もし今利用している窓サッシがアルミ製のものであれば断熱性が低いため、熱が伝わりにくい木製や樹脂製の窓サッシへ交換することで、断熱性を向上させる事ができるといわれています。
断熱ガラスへ交換しただけでは最大限の断熱効果が得られないので、まずは窓サッシから見直すことが重要です。
次に、断熱ガラスへの交換についてですが、断熱ガラスにも複数種類があり、ペアガラスといわれるガラスを2枚重ねたものや、トリプルガラスといわれる3重になっているガラスなどがあります。自身のご自宅には何が適切なのか?と不安な方は、専門業者に尋ねてみるのも良いと思います。
また、内窓の設置も断熱性を上げる有効な対策といわれています。今設置されている窓の内側に、さらに窓枠を設置し断熱性を上げる対策です。
通常、二重サッシ、インナーサッシとも呼ばれ、防音対策にも優れているのが特徴です。
■DIYでできる断熱方法とは?
業者に頼まず、ご自身で断熱対策をしたい方におすすめなのは窓用断熱シートです。
窓に貼るだけで断熱性を上げることができ、取り付けも簡単で非常に人気の対策方法で近くのホームセンターや通販などで購入することができます。
価格相場としては、1,000円~5,000円と幅広く、デザインやUVカット機能の有無などによって、価格が変わる印象です。
また、夏用・冬用・オールシーズン用など時期に合わせた商品がありますが、初めての方は、まずはオールシーズン用を選ぶのが無難ではないでしょうか。
他にも、断熱性だけではなく遮光性の高いカーテンなどもあり、夏の日差し対策と断熱性を上げる事ができるため、愛用されている方も多いのではないでしょうか。特に強い日差しが入るご家庭であれば、カーテンの遮光レベルもしっかり見ておきたいですね。
そのほか、ホームセンターなどに売っている簡単にできる断熱商品としては、窓に貼るプラスチックダンボールや、窓とサッシ枠の間に貼る隙間テープなども主流の断熱対策ではないでしょうか?
■断熱性が低いとどんなデメリットがあるのか?
前述した通り、断熱性が低いと、せっかくの空調の効果も薄れ無駄な電力消費にもつながります。家で過ごす時間も増えてきている中、なるべく電気代を抑えて生活したいですよね。
それ以外にも、断熱性が低い窓ガラスだとどんなデメリットがあるのでしょうか?
・ヒートショック
場合によっては、健康に被害を与えることもあるので、特に寒暖差が激しくなるお風呂場や脱衣所、お手洗いなどの窓については、断熱性を見直す事をおすすめします。
・結露ができやすくなる
断熱性が低い窓の場合結露ができやすくなり、それが窓枠やカーテンなどに付着しカビの発生源になることがあります。
場合によっては、木材の中まで侵食して劣化してしまう恐れがあるので、特に冬などは注意が必要です。
・窓ガラスが割れる可能性がある
特に寒暖差が激しい地域は注意が必要ですが、夏や冬は室外と室内の気温差が大きくなり、窓ガラスに大きな負担を与えます。場合によってはヒビが入って割れてしまうこともあるので、長年使っている窓ガラスは特に断熱性を上げる対策を行ったほうが良いでしょう。
■まとめ
ここまで、窓ガラスの断熱性についてまとめてみました。あなたのご自宅の窓ガラスもこの機会に一度見直してみませんか?
業者に頼んだほうがいい場合や、ご自身でも簡単にできる商品まで様々あるので、まずは今の状態を確認した上で、相談してみてくださいね。
窓の断熱性を上げて、1年中快適に過ごしましょう。