浴室の窓リフォーム|窓ガラスの種類は目的に合わせて選ぼう

浴室の窓をリフォームする場合、窓ガラスはどれを選べばよいでしょうか?どんなタイプの製品であれば、今ある悩みを解決できるでしょうか?まず出発点を「リフォームの目的をはっきりさせる」に置くと、どの製品を選べばよいかの答えも明確です。それと同時に、リフォーム業者さんに相談した際にもどんな製品がベストか答えをもらいやすくなります。今回は、浴室の窓リフォームにふさわしい窓ガラス・製品を目的別にご紹介していきます。

■寒さを緩和したいのなら高断熱ガラス+内窓

「浴室の冷えを解消する」これを理由に窓リフォームされる方は少なくありません。よく冬場の入浴時に注意しなければいけないこととして聞く「ヒートショック現象」は、浴室や脱衣場の急激な温度差が原因で起こります。心臓に負担をかけず、いつでも安心して入浴を楽しむには、浴室内の温度を下げ過ぎない程度に保つ対策が不可欠です。

そんな怖いヒートショックの問題にも対応できる頼もしい窓ガラスが、日本板硝子製の『真空ガラス スペーシア』です。昨今断熱性の高い窓ガラスが人気ですが、なかでもこのスペーシアはトップクラスの断熱性能を誇ります。この窓ガラスを取り付けた後の浴室内の冷え具合は、リフォーム前と比べてはっきりと改善の後が見られるほどです。

この高断熱ガラスと合わせ、内窓まで取り付けると、ヒートショック対策は万全に近いものとなります。内窓を取り付けることでサッシを含めて外からの冷気を強力にガードできるため、浴室内の温かい空気をキープできるわけです。寒さ対策に徹底してこだわりたい方は、「内窓+スペーシア」で相乗効果を狙ってみてはいかがでしょうか。

■防犯対策重視なら合わせガラス

住まいの防犯性能は窓からといいます。なぜなら、空き巣の多くは叩けば簡単に割れる窓ガラスを侵入口として狙いを定めるからです。ここのガードを固くするだけで空き巣を遠ざけることができます。

防犯対策強化の目的で浴室の窓をリフォームするなら、まず、割れにくい窓ガラスにすることです。「合わせガラス」と呼ばれる、二重にガラスを重ねたタイプの窓を選ぶとよいでしょう。防犯用のガラスは全て合わせガラスとなっており、ガラスとガラスの間に特殊な膜を挟み込んで割れにくくなっている構造でできています。有名な製品をひとつ挙げるとすれば、日本板硝子製の『セキュオ』です。

合わせガラスは一般的なフロートガラスと比べ、確かに強度はあるものの、絶対に割れないとまでは言えません。しかし、内側のカギに手を伸ばせるほどきれいに叩き割るには、相当な時間がかかります。なかなかこじ開けられないと判断した空き巣はあきらめ、その場を離れることになります。そのため、ガラスを合わせガラスへ変えることは、おこなって損はない防犯対策となるでしょう。

■覗き防止なら目隠しルーバー・格子窓

お風呂に入っている際に、窓ガラス越しに外から覗かれていないか、気になる方は多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決したい方におすすめなのが、「目隠しルーバー」の設置です。窓ガラスの外側にルーバー(羽根)を被せるように設置することで、外からの視線を遮ります。ルーバーの角度は調節できるので、入浴中のみ完全シャットアウトにして、それ以外の時間帯は適度に開けて光を取り入れるなどの使い方もできます。また、浴室の換気も問題なくおこなうことが可能です。

また、面格子を取り付ける方法も外からの覗き予防に有効です。こちらはすき間があるので完全に視線を遮ることはできませんが、しっかり対策を立てているアピールにはなります。面格子は防犯効果も高いため、覗き・空き巣両方を兼ねる対策に使えるところも便利です。面格子には可動式のルーバータイプもあるので、採光や通気性を重視するならこちらを検討してみてください。

■まとめ

リフォーム後にはどんな浴室になっていればいいか。それがはっきりとイメージできれば、おのずと選ぶべき窓ガラスの種類も決まるでしょう。価格やグレード、ブランド性も選ぶ基準として大事です。しかし、まずはどんな目的で浴室の窓をリフォームするのか、その点を押さえつつ計画を前に進めていくことが、満足度の高いリフォームへの第一歩となります。

 

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