窓リフォームで生活が変わる!そのための費用は?

窓の性能は、生活の良し悪しを決めるほど重要なものです。今まで底冷えのする部屋だったのが、窓をリフォームしただけで温もりのある室内に変わることがあります。窓のリフォームでどんなことを実現できるのでしょうか? また、そのためにどれくらいの費用がかかるのでしょうか? 今回は、窓リフォームで変わる生活シーンや、リフォーム費用についてくわしくご説明します。

■窓リフォームで変わること

生活が変わるといえば大げさかもしれませんが、住まいにありがちな問題が窓リフォームで解決できることがあります。

断熱効果で冬を暖かく過ごせる

住宅が抱える断熱不足という問題は、断熱性能の高い窓交換で解決できます。断熱性の低い住まいは、暖房をつけても温風が室外へ逃げていきやすく、隅々までなかなか温まりません。暖かい空気を室内に閉じ込めるには、熱の逃げ口となる窓からしっかり固めるのが一番よいのです。

防犯性能アップで安心の住まいに

防犯対策のなかでも、「空き巣被害対策」に特化するのであれば、防犯性能の高い窓リフォームが有効です。空き巣の多くが窓から侵入することが警察の調べでわかっています。同時に、侵入に時間のかかるケースではほとんどの空き巣が犯行をあきらめることも証明されています。頑丈で侵入しにくい窓は、安心と安全をもたらしてくれる住まいの味方です。

結露が減って快適な空間に

窓ガラスが水滴で濡れる結露現象は、室外と室内の気温差が原因で起こります。室内外の気温差をなくすには、窓ガラスに断熱性能を持たせる方法が効果的です。結露が起きにくい窓は、カビなどの問題とも無縁で、いつでもきれいな印象をキープできます。

静かな室内環境に

窓には防音効果の高いタイプもあります。代表的なものが二重窓で、サッシを二重にして気密性を高めることで外からの騒音を遮断します。騒音もまた窓が侵入経路となってくるので、窓リフォームによる解決が最善です。

■窓リフォームの費用相場

窓リフォームは、窓ガラス・サッシを交換するのみの簡素な工事です。本体価格+施工費用で構成されます。

断熱性能の高い窓ガラス交換リフォーム

断熱性能を持つ窓ガラス製品の代表といえば、『真空ガラス スペーシア』です。結露防止機能も持つこちらの製品の参考価格は、テラスサイズで133,000円。腰窓サイズで81,000円です。

防犯性能の高い窓ガラスリフォーム

防犯タイプの窓ガラスは各メーカーから販売されており、費用はメーカーによってバラつきがあります。安いもので5万円前後、グレードの高い製品となれば15万円以上するものもあります。たとえば日本板硝子製の『セキュオ』は、テラス窓タイプで8~11万円前後。腰高窓タイプで5~7万円前後です。セキュオにもグレードがあり、トップクラスの性能を持つタイプはテラス窓で14~16万円前後、腰高窓タイプで8~9万円前後となっています。

防音効果の高い窓ガラスリフォーム

防音効果に定評のある二重窓の費用相場は、5~15万円前後です。防音性能だけでなく、さまざまな付加価値を持つ製品であれば、20万円を超すこともあります。二重窓も各メーカーが注力する商品であり、リクシルの『インプラス』や大信工業の『内窓プラスト』などがあります。費用はメーカーによって分かれてくるので、見積もりできちんと確認するようにしてください。

■費用で失敗しないためのポイント

高すぎるのは問題ですし、かといって安すぎて性能が伴わないのも考えものです。大切なのは、満足のいくリフォームをしてもらって、それに見合う費用を払うということ。抜群の性能を持つ窓ガラスリフォームで費用が高くなっても、それによって快適な住まいが手に入れば満足できるのではないでしょうか? そのように費用と満足度のつり合いがとれる結果になるためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

枚数や窓ガラスの種類は目的に沿って決める

リフォームする窓ガラスの枚数は適切でしょうか? 余分な窓の増設は割高になるだけでなく、断熱性や耐震性を低くするなど住まいの性能を落とす原因にもなります。また、目的を定めずブランドや知名度だけで製品を選んでしまうのも、満足とはほど遠い結果になりやすいといえます。たとえ高度な機能の窓を手に入れても、環境に沿うものでなければ、その機能はうまく働かないかもしれません。そうなると生活がよくなった実感も得られず、失敗感や損失感が残ってしまうことにもなります。

相見積もりをとって比較する

リフォーム業者が高いか安いかの情報は、比較してみないとわかりません。同じ製品で施工方法も同じであっても、出張料や見積もり料を追加する業者だと費用は割高となってしまいます。無駄な費用を追加されない業者を選ぶためにも、相見積もりをとって比較することをおすすめします。

■まとめ

窓リフォームにはさまざまなメリットがあります。高い効果を期待できる製品はそれだけ高値となる傾向です。不要な窓やサッシを取り付けたり、余分な枚数を注文したりするほど割高感を感じさせるリフォームになりますので、計画を煮詰め目的を定めたうえで、もっとも合う製品を選びましょう。

 

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