窓ガラス交換はDIYでもできる?交換方法と手順、注意点

窓ガラスの交換をDIYで済まそうと思ったとき、どんな点に注意すればよいのでしょうか? 今回は、DIYによる窓ガラス交換の手順や注意ポイントなどについてご説明します。割れたガラスを取り扱いながら正確な採寸が求められる作業は、よほどの自信と最低限の技術・知識がないと難しいかもしれません。DIYか業者かは慎重に判断しましょう。

■窓ガラス交換前にすべきことと、必要道具

新しい窓ガラスに交換する前に、次のことを行います。

  1. ガラスの寸法(横幅・縦幅)を測る
  2. ガラスの種類や厚みを確かめる
  3. 必要な道具をそろえる
  4. 新しいガラスを注文

ガラスの寸法は、サッシを分解してガラスを取り外したほうが測りやすくなります。

《ガラス寸法の測り方》

ガラスはサッシから取り外した状態で測るのが基本です。ガラスだけの状態になったところで高さと厚みを測ります。

なお、ペアガラスへの交換、もしくはガラスの厚みを変えたい場合、サッシのガラス溝の幅を測りましょう。そうすれば注文品の採寸を間違えることもありません。

サッシに入った状態での測定もできないわけではありません。ただし、ガラスの幅や厚みを正確に測るのが難しくなる点に注意が必要です。

《必要な道具》

  • プラスドライバー(電動ドライバー)
  • 軍手
  • サッシを乗せる台もしくは敷物

《ガラスの注文》

ガラス屋さんやサッシ屋さんでガラスのみを注文しましょう。もし、信頼できるサイトがあればインターネット注文でもよいかもしれません。

■ガラス交換の手順

新しいガラスが届いたら、いよいよ交換です。ここでは「引き違い窓」の交換手順について説明しています。

以下の手順で行います。

  1. 網戸を外す(網戸がある場合)
  2. サッシの分解
  3. 新品を装着

なお、窓ガラスの大きさによっては重量がありひとりで持ち上げるのが難しかったりするので、2人1組での作業が安心です。

《サッシの分解》

網戸がある場合は、網戸から外していきます。プラスドライバーでネジを緩めて外してください。

次にアルミサッシを窓枠から外します。このとき「サッシの外れ止め」があるかどうかを確認。ある場合、これをまず外します。外れ止めの外し方は製品やメーカーによって異なるため、わからない場合はメーカーに直接問い合わせたほうがよいでしょう。

サッシを外すときは、1回垂直に持ち上げ、手前に引いて外すのがコツです。次にサッシを分解。ドライバーを使いビスを緩めて外します。サッシに巻き付いたゴムも外しますが、そのときガラスに注意しながらはずしてください。

《新しいガラスの取り付け》

新しいガラスにゴムを巻き、アルミサッシに装着。このゴムですが、古くて硬い場合は新しいものに取り替えたほうがよいかもしれません。ゴムとガラスは養生テープで仮止めしておくのがおすすめ。そうすれば組み立てのとき簡単に外れることはありません。その代わり組み立てた後テープを外すのを忘れないようにしましょう。

サッシにガラスを装着した後、もとの通り窓枠に取り付けたら完成です。

■窓ガラス注文時の注意点

窓ガラスを交換するときの状況によって、気を付ける注文ポイントが異なります。「割れた窓ガラスを修理するとき」「これまでとは種類も厚みも違う製品を注文するとき」に分けてご説明します。

割れた窓ガラスの修理で注文

窓ガラスが割れた関係で新品と交換する場合、同じ寸法の注文となります。厚み・高さ・横幅を間違えると、せっかく届いた新品も装着できないので注意してください。注文やガラスの処分の前に、厚さを正確に測っておくことがDIY修理の絶対条件となります。

ガラスの厚みは種類によって違います。以下、ガラスの厚みを種類別に記しておきますので参考にしてください。

  • 一般的な透明ガラス:3~5㎜
  • 型ガラス:4~6㎜
  • 網入りガラス:8㎜

種類も厚みも異なるガラス交換

たとえばペアガラスに交換する場合、ガラスの厚みはサッシに合わせる必要があります。注文前にサッシを解体し、厚みを正確に測りましょう。注文するペアガラスはサッシの厚みの範囲内に収まるものを選ぶのがポイントです。なお、ペアガラスをサッシに装着するにはコツが必要ですので、自分で難しい場合はプロに頼みましょう。

■プロに頼む選択肢も残しておこう

窓ガラスの修理・交換はDIYでもできないことはありません。しかし、人によっては作業が面倒に感じたり、困難が伴ったりするケースもあるでしょう。割れたガラスを取り扱うときなどはとくに注意が必要で、慣れていないとケガをする恐れもあります。寸法を間違えて違うサイズの商品を注文すれば交換も難しくなります。本当にDIYでも可能かどうかは慎重に判断しましょう。

DIYの途中でも作業に困ったら、プロに相談することが大切です。その時々の状況に合わせて柔軟に対処してください。

■まとめ

DIYで行う窓ガラスの修理・交換についてお伝えしました。DIY交換では窓ガラスの寸法、取り外し、新品の注文などすべて自分で行わなければなりません。費用はお安くすむものの、多大な手間と労力が伴いますし、場合によっては失敗のリスクも。少しでも不安なときはガラス交換のプロに頼むのがベストです。マドプロでは東京・神奈川のガラス交換のプロをご紹介しています。お気軽にご相談下さい。

 

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