【次世代住宅ポイント】年度内リフォームが難しかった場合の手続き

次世代住宅ポイント発行の申請後、災害などやむを得ない理由で新築住宅の建築や省エネリフォームができなかった方もいます。その場合は工事困難な理由を添えて申告すれば、期限の延長が認められます。対象の方は、必要書類をそろえて期限までに提出してください。こちらでは、そのための申告方法や手続きの流れをご説明します。また参考までに対象工事となった窓断熱リフォームについても触れておきます。

■災害などやむを得ない場合に認められる特例

発行ポイントでさまざまな商品が手に入る次世代住宅ポイント制度ですが、やむを得ない事情により期限(2020年3月31日)までに対象となる建築・リフォーム工事ができなかった方もいます。その場合は特別に着工期限が2020(令和2)年6月30日までとなりました。

この特例は主に災害により予定していた施工が期限内に間に合わなかった方が対象です。

・新築住宅の建設予定地やリフォーム対象住宅の被災

・工事施工者の被災

・被災地における修繕業務の需要増大により、工事施工者の受注能力・施工能力を超過

・被災地への業務応援のための施工能力の不足

・材料供給事業者の被災による材料供給の遅延

・台風被害を踏まえた、契約後の設計変更の発生

・新型コロナウィルス感染拡大による材料供給の遅延

・その他、施主の責によらない、やむを得ない理由による工事の遅延 など

(次世代住宅ポイント㏋より引用)

災害を理由に施工を断念しなければならなかった場合、上記事例以外のケースでも対象となるかもしれません。事務局に相談してみることをおすすめします。

■手続きの方法と流れ

着工期限の延長を認めてもらうには、着工が困難だったことを申告する「期限内着工(着手)困難申告書」(以下、申告書)の提出が不可欠です。この際、工事完了前のポイント発行申請も添えて提出します。

申告方法 申告書と工事完了前ポイント発行申請書を提出
受付期間 2020年3月2日~2020年3月31日

 

手続きでは追加書類の提出も必要です。追加書類については申告書で確認できます。すべての書類が出そろったうえで審査およびポイント発行がなされる流れです。

手続きは次の流れに沿って進みます。

  1. 申告書およびポイント発行申請書の提出(2020年3月31日まで)
  2. 申告書受付通知の発送
  3. 追加書類の提出(2020年6月30日まで)
  4. 審査
  5. ポイント通知発送
  6. ポイントの発行と交換
  7. 完了報告

※申告書や追加書類の提出方法は郵送に限ります

※商品交換の期限は2020年9月30日までです

申告書の書式および記入見本については、次世代住宅ポインHPよりご確認ください。

■次世代住宅ポイント制度対象のリフォーム工事

省エネ関連や子育て支援、家事負担を軽減できる商品など、便利な商品を交換できることでも話題となった次世代住宅ポイント制度。これは一定の要件を満たすリフォーム工事も対象となりました。

具体的には、断熱性能の高い窓ガラス・ドアへの交換リフォーム、外壁や床の断熱改修、バリアフリー改修などです。また、ビルトイン食洗機や浴室乾燥機といった家事負担を軽減できる設備の導入や、耐震改修工事も適用対象。さらに、リフォーム瑕疵保険の加入やインスペクション(住宅診断)の実施といった、リフォーム以外の事例にも支援の対象が広げられたので、恩恵にあずかった方も多いかと思われます。

数ある対象リフォーム工事のなかでも、ここでは窓断熱リフォームに注目してみましょう。ポイント発行の対象となった窓リフォームは、「内窓」「ペアガラス」「スペーシア」といった、断熱性能ありと認められる窓ガラスの設置です。それぞれの特徴を簡潔にご紹介します。

・内窓

窓の室内側に内窓を取り付けることで、断熱性が高められ、熱移動を抑えられます。熱移動が少なくなった部屋は、暖房から流れた温かい空気を閉じ込めることができるので、ひんやりした冷気に悩まされることもありません。一方で夏場は差し込む日差しの熱をカットでき、エアコン稼働を抑えても快適なくらいです。

・ペアガラス

複層ガラスとも呼ばれ、ガラスとガラスの間に空気層が形成されているのが特徴です。この空気層が断熱性能を高めるうえで大きな力を発揮し、室内を快適な空間にしてくれます。

・スペーシア

ペアガラスのパワーアップバージョンといってよいでしょう。ガラス表面に特殊な金属膜をコーティングして断熱性能を最大限にまで高めています。高性能だけに費用も高額となることから、補助金制度を上手に活用したリフォームが賢明です。

次世代住宅ポイント制度は終わってしまいましたが、省エネリフォーム税制や断熱リフォーム支援事業など、活用できる税制や補助金制度は他にも存在します。窓リフォームをご検討中の方で補助金についてもぜひ知りたい方は、マドプロまでご相談ください。

■まとめ

次世代ポイントの発行申請をしながら、災害によりまだ予定の建築・リフォーム工事できていない方は、その旨を申告して着工期限の延長を認めてもらいましょう。申請に必要な書類の提出にも期限がありますので、手続き方法と流れを確認のうえ、申請してください。

 

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