窓の断熱おすすめ方法3つ!冬の寒さ対策には窓が重要
最終更新日:2019.12.24
おはようございます!Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
朝晩と冷え込みが厳しくなってきましたね。窓から感じるスースーとした冷気を何とかしたい!そんな時におすすめの断熱方法を3つご紹介します。今年の冬こそしっかり対策をして寒さを乗り切りましょう!
1.足元がスースーと冷えるのは窓のせい
2.窓の断熱おすすめ方法3つ
2-1.置くだけ簡単「窓用ボード(パネル)」
2-2.窓にプチプチを「断熱シート」
2-3.本格対策で年中快適「窓リフォーム」
2-3-1.断熱ガラスへ交換する
2-3-2.内窓(二重窓)を設置する
2-3-3.サッシもガラスもまるごとリフォームする
3.賃貸と分譲で出来る対策が決まる
4.お手軽と本格、どっちの断熱対策がいいの?
1.足元がスースーと冷えるのは窓のせい
窓際に居ると、足元がなんだか寒く感じるという事ありませんか?これを「コールドドラフト現象」といって、断熱性能の低い窓付近で空気が冷やされることが原因で起きる現象です。
窓は家の中で最も熱の出入りが大きいところで、冬では58%にもなります。窓の断熱対策をすることが、足元の寒さ解消や暖房効率アップにつながります。
2.窓の断熱おすすめ方法3つ
2-1.置くだけ簡単「窓用ボード(パネル)」
発砲スチロール素材のパネルを窓の下部分にすき間なく置くだけで、冷気をカットしてくれます。自立式のため、貼り付け等の手間や時間が短縮できます。価格もお手頃で、ホームセンターなどでも購入が可能です。ボードを窓ガラスの手前に置くので、出入りする窓の手前に不向きです。あまり開け閉めしない窓にはおすすめです。
- 参考価格:1,500円~
- 設置時間:約15分
2-2.窓にプチプチを「断熱シート」
商品の梱包などでみかける「プチプチ」を窓に貼るという発想の断熱シートです。もともと空気には熱を通しづらい性質があります。そのため、プチプチに含まれる空気が部屋の暖かさを逃がしづらくしています。
窓を軽く濡らしてからシートを貼る水貼りタイプで、貼り付けも簡単です。シートは完全透明ではないため、外の景色が見えなくなりますが、目隠しとして活用してしまうのもありかもしれません。
- 参考価格:1,000円~
- 設置時間:約30分
2-3.本格対策で年中快適「窓リフォーム」
本格対策としておすすめは、サッシや窓ガラス自体を断熱性能の高いものに変えてしまうというものです。主に方法は3つあります。
2-3-1.断熱ガラスへ交換する
窓面積の多くを占めるのは「窓ガラス」です。古いお家の場合、一枚だけで出来ているガラス(シングルガラス)のため、断熱性能は全くありません。今はガラスを二枚使うペアガラスが主流で、ガラスの間に空気が挟み込まれているので断熱性が高くなっています。
断熱ガラスの中でも、人気は「真空ガラス スペーシア」です。二枚のガラスの間が真空状態になっており、魔法瓶と同様に高い断熱性を発揮します。ガラス部分の結露が驚くほど少なくなる点も人気の理由の一つです。
- 参考価格:77,000円(腰高窓の場合)
- 設置時間:約半日
「徹底解説!本気の断熱は「真空ガラス スペーシア」」
2-3-2.内窓(二重窓)を設置する
窓の内側にもう一つ窓を付ける内窓は、今の窓をすっぽりと覆うように取り付けるため冷気を感じることがほとんどありません。木目色の内窓が付くことでお部屋の印象もガラッと変わります。内窓のガラスは求める断熱性能によって変更が可能です。
外に出るときは内窓と外窓の二つを開け閉めしなければいけませんが、防音効果も期待できるなど内窓ならではのメリットも人気です。
- 参考価格:54,000円(腰高窓・一般ペアガラスの場合)
- 設置時間:約半日
「内窓を実際に付けてみた!断熱と防音の効果」」
2-3-3.サッシもガラスもまるごとリフォームする
窓ぜんぶを断熱性の高いものに交換するリフォーム(カバー工法)も人気です。アルミ製のサッシを樹脂製サッシに交換することで結露しにくく、ひんやり感も和らぎます。また、窓ガラスも断熱性能が高いものを選択できます。窓全体を新しくするので、サッシの建付けも良くなり隙間風が無くなる点も特長的です。
- 参考価格:225,000円(腰高窓・一般ペアガラスの場合)
- 設置時間:約1日
「開かない!古い!寒い・暑い!を一気に解決 窓のカバー工法基礎知識」
3.賃貸と分譲で出来る対策が決まる
アパートなどの賃貸物件と、戸建て住宅などの持ち家(分譲)物件の場合で出来る対策は決まります。
賃貸物件は退居時は現状復帰した状態でなければいけません。つまり、壁や床などに傷や穴を開けてはいけません。そのため、何かを取り付ける際には取り外し可能なタイプのみとなります。
分譲住宅の場合は特に制約がないため、大掛かりなリフォームなど自由に家をアレンジすることが出来ます。断熱方法も自由に選べます。
選択できる断熱方法
<賃貸の場合>
- 置くだけ簡単「窓用ボード(パネル)」
- 窓にプチプチを「断熱シート」
<分譲の場合>
- 本格対策で年中快適「窓リフォーム」
(断熱ガラスへ交換する、内窓(二重窓)を設置する、サッシもガラスもまるごとリフォームする)
4.お手軽と本格、どっちの断熱対策がいいの?
ボードを置いたりプチプチシートを貼ったりするお手軽タイプと、窓リフォームと呼ばれる断熱対策ではどちらが良いのでしょうか?比較するポイントは3つです。
① 賃貸なのか分譲なのか
② 求める断熱性能
③ ご予算
①住宅の種類によって選択できる方法が限られるため、まずはここから選択肢を絞り込みましょう。
②求める断熱性能はどれくらいでしょうか?とりあえず応急処置的にひんやり感が解消されればいいのか、冬だけではなく夏も一年中快適な状態で暮らしたいのか。どんなお悩みでどこまで求めるのかを検討する必要があります。
③選ぶ方法によって価格は大きく異なります。千円から十万円を超えるものまでとても幅広いです。毎年新しくする必要があるお手軽タイプと、一度取り付ければずっとそのままでいい本格タイプと出費の頻度と総額についても比較してみてください。
「窓ガラスフィルムVS窓ガラス交換徹底比較!結露対策に効果があるのは!?」
※記載している価格は参考価格(消費税抜き)です。目安としてお考え下さい。