マンションの玄関ドアもリフォームできるの?

投稿日:2019.08.20

マンションの玄関ドアもリフォームできるの?
最終更新日:2019.08.19

おはようございます!Mado Pro(マドプロ)スタッフです!

「玄関ドアって、リフォームできるの?」

マンションにお住まいの方は、このように思われたことはないでしょうか?玄関は居住スペースのように見えて、共用スペースとも接しています。マンション管理規約では、無断で共有部分のリフォームを行ってはならないとしています。共同住宅では、居住者に与えられたリフォーム権限はどこからどこまでか、把握しておくことが大切です。

■玄関ドアは共有部分?専有部分?

マンションの玄関リフォームは可能か否か?この問題を考える前に、マンションの専有部分と共用部分の違いについて押さえておきましょう。
マンション内のスペースおよび敷地内は、「専有部分」と「共有部分」で構成されます。専有部分とは住まいに相当する部分で、居住者しか利用できない場所です。反対に共有部分はその名のとおり入居者みんなが使う場所であり、通路・エレベーター・集会所・駐輪場・駐車場・ロビーなどにあたります。また、バルコニー・窓・インターフォンなども含まれます。共有の財産という位置づけになっており、そのため管理組合の許諾なしにリフォームはできません。

居住スペースと廊下の境界点に位置する玄関ドアはどちらに分類されるのでしょうか。マンション管理の基本ルールを定めた『標準管理規約』では、玄関扉を次のように定義しています。

第2号「玄関扉は、錠及び内装塗装部分を専有部分とする」

つまり、玄関扉の錠や内側の塗装以外は共有部分ということです。入居者の独断で外側部分を塗装したり、玄関ドアを丸ごと取り替えたりといったリフォームはできません。なお鍵と錠の交換も、規約で制限をかけている場合があります。専有部分のリフォームであっても、管理組合の理事長に申請し、理事会で承認を得る必要があります。

共有部分に関しては、リフォームの権限を持つのはマンションを管理する管理組合や管理会社です。玄関ドアの交換やリフォームを希望する場合は、まず管理者サイドに掛け合う必要があります。

■色・デザインは周囲に合わせなければならない

玄関リフォームを希望したとします。工事計画を立てる前に、まずは管理サイドの承諾を得る必要があります。仮に承諾が得られたとしても、まだ工事を始めることはできません。隣室や上下階に住む人に説明し、理解を得る必要があります。リフォーム工事となると工事関係者が出入りしますし、騒音などで迷惑をかけることになるからです。玄関ドアなど共有部分をリフォームする場合は、ここまで綿密な根回しが求められます。

管理組合に相談する際、リフォームの理由を聞かれるでしょう。「デザインを自分好みに変更したい」「もっと軽い素材のドアに取り替えたい」というような、必要性や緊急性があまり感じられない交換・リフォームはかなり難しいと思ってください。

マンションの玄関リフォームにおいて戸建てとの大きな違いは、周囲との調和や統一性が求められること。本来、リフォームは住む人の意向に合わせて実行するものですが、マンションの共有部分ではそれが通用しない点に注意が必要です。

■リフォーム工事中にするべきこと

マンション内リフォームの工事では、掲示板に貼り紙をするなどして事前に告知しなければなりません。ただこれだけでは十分な対応とは言えずトラブルを招く恐れも考えられます。すべての住人に告知が行き渡るよう徹底することが大切です。

例えばリフォーム会社の担当者に同行してもらい、挨拶回りをするという方法があります。できれば隣室だけでなく、上下階の入居者にも事情を説明したほうがよいでしょう。他の階の住人には、ポストにチラシを入れて周知を図るという方法があります。後々のトラブルを防ぐためにも、なるべく多くの住人を相手にリフォーム工事の説明をした方がよいでしょう。

告知すべき内容は、連絡先・リフォーム工事会社の担当者名・工事期間・作業時間などです。基本的には、マンションの管理規約もしくは管理組合の指示に従うことになります。

■入居者が進んでリフォームすることはほとんどない

上記で述べたとおり、マンションのリフォームで注意すべきは専有部分と共有部分で権限が違う点です。原則として玄関は共有部分に該当し、リフォームを決める権限は管理組合にあります。外部の塗装や扉の交換を望む場合は管理組合の許諾を得るとともに、隣人や上下階の住人への説明が欠かせません。共有部分のリフォームに関する取り決めは、マンション管理規約に明記されており、それに従って行うのが大原則です。

仮に許諾が得られたとしても、工事期間・作業時間・リフォーム責任者の告知をきちんと行わなければ、後々トラブルの元凶になります。大がかりな工事になれば騒音で迷惑をかける可能性が高く、周囲の理解を得るためにも事前の説明が大切です。このように、マンションの玄関リフォームには乗り越えるべきハードルや事前準備が多く、入念な手続きが必須です。実際には入居者が進んでリフォームすることはほとんどないというのが正直なところです。

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マンションの玄関リフォームを可能にするかどうかは、管理組合の許可が下りるかどうかにかかっています。その点をクリアするためにも、リフォームに正当性はあるのか、工事計画に不備はないか、しっかり確認することが大切です。


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