窓のリノベーション
突然ですが、皆さんはリフォームとリノベーションの違いが分かりますか?
イメージ的にリフォームは昔からある言葉、リノベーションは比較的新しい言葉といった感じもします。
まず、はっきり言って2つの言葉に明確な違いはありません。…と言ってしまっては元も子もないのですが(笑)
現状線引きはとても曖昧なものになっていますが、その中で違いを上げるとしたら「仕上がりの違い」です。
「リフォーム」…古くなった建物を「元の状態に」戻す。原状復帰。
「リノベーション」…古くなった建物を「元の状態以上に」戻す。機能向上、価値向上。
老朽化している箇所を元の新築の状態まで戻すのがリフォーム、それに対して間取りを変えたり性能を上げる事によって元の状態以上に戻すのがリノベーション、といった感じですね。
最近マンションのリノベーションといった言葉をよく耳にするのは、現状復帰のリフォームだと借り手や買い手が付きにくいからなのかなぁと思ったりしました。
さてさて前置きが長くなりましたが、タイトルにもある窓のリノベーションについて。
上に書いた意味から考えると、窓に付加価値を与えながら直すといったニュアンスになるでしょうか。
ただ壊れた窓の部品を補修するのがリフォーム。
断熱・防犯性能など、今までの窓に無かった付加価値を付けて直すのがリノベーション。
少し拡大解釈かもしれませんが、私はこういった認識でいます。
家電で考えると30年前の製品と今の製品では機能が圧倒的に違うのは皆さんすぐにお分かりかと思います。でも「家」になると30年以上前の製品が当たり前に使われています。
直しにくさや買い替えにくさなどそれぞれ問題点はあると思いますが、それでも私は最新の機能を持った窓を皆さんに知って頂きたいです。
そのためにも今後も「窓のリフォーム」ではなく「窓のリノベーション」を強く推していきたいと思っています。