窓が入院期間を短くする!?
みなさん、こんにちは!
Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
”窓は断熱化するといいですよ!”と本気で思っているので、断熱ばかりに考えが偏ってしまいます。今日は断熱から1歩離れて、窓の役割について書いてみます。
屋内で生活する時間が長い人間にとって、自然光を取り入れたり外の空気を取り入れたりする窓は、重要視されてきました。
昔から太陽の光は生命の源であり、健康や幸福感を増幅する大切なものだと信じられていたそうですが、近年ではそれが科学的に証明されました。太陽の光を浴びることで体内時計が調整され、「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンが分泌されることが分かってきました。
このことから、うつ病の患者さんにまず勧められるのは「太陽の光をきちんと浴びること」です。こんな単純なことなのかと思ってしまいそうですが、あらゆる生命の源であることを思えばなんとなく理解できるような気もします。(ちなみにセロトニンは出産直後の妊婦さんから大量に放出されるのだとか。幸せいっぱいのママさんの近くにいくのも良いかも…!?)
健康につながる太陽光の入り口となるのが「窓」です。
ある病院の日当たりの良い部屋と悪い部屋では、日当たりのよい部屋の方が患者さんの滞在期間が短いという結果が出たそうです。また、手術後の回復において明るい部屋と薄暗い部屋にいる患者さんを比べると、明るい部屋にいる患者さんのほうが必要な鎮痛剤が21%少なくて済んだとのこと。
窓がこんなにも人の健康に影響するなんて、びっくりですね。窓がたくさんあるほど、きっと開放的で良いのかもしれませんが、室内の暑さや寒さが心配です。ということで、断熱も大切!結局断熱にたどり着いてしまいました(苦笑)というより、断熱は切っても切れない関係なのだと思います。
今は高性能な窓がたくさんあるので、太陽光をたっぷり取り入れつつも暑すぎず寒すぎない快適な家にしたいですね。
ではまた!
※参考:「窓の生理的・心理的効果とその魅力」板硝子協会 建築環境WG