知って得する!?建築用語「ふかす」
みなさんこんにちは!
まるで梅雨が終わったかのような暑さですね…。
しっかり水分補給していきましょうね!
外も暑いのですが、夏は窓際もとても暑いものです。
それもそのはず。
窓は家の中で一番熱の出入りが多く、夏だと70%もの熱が窓から入ってきます。
そこで、夏の暑さ対策として「内窓」をつける方がたくさんいます。
ガラスも暑さを伝えづらいものを選ぶことで、窓際の温度がかなり変わります。
エアコンの効きも変わるんです!
ところで、内窓はどんな場所にも付けられるわけではありません。
今お使いの窓の内側にもう1つ窓を設置するので、内窓を乗せられるだけのスペースがないと取り付けは厳しくなります。
アルミサッシのまわりに「木枠」があると思うのですが、その木枠の内側に内窓がスッポリ納まるイメージです。
木枠もすごく出っ張っているものもあれば、そうでもないものなど大きさや形が様々です。
内窓をスッポリ納めるためには、その出っ張りは7cmほど欲しいものです。
7cm以下だと内窓がうまく乗せられず、手前に倒れてきてしまうなどの可能性があり、とても危険です。
では、7cm以下だと絶対に内窓は付けられないのかというと、そんなことはありません。
「ふかし枠」といった物を木枠に取り付けます。
木枠を出っ張らせる為に、木枠の上下左右に、スチール製の枠をしっかりと固定させます。
木枠とふかし枠を足して7cmになるようにしてから、そこに内窓をスッポリおさめます。
建築用語で「ふかす」とは、このように厚みを増すことを言います。
ちなみに木枠は、建築用語で「窓枠」と言います。
「あの窓枠、40ミリはふかさないときついね」というように使用されます。
内窓を付けられるかどうかは、その窓を見てみないとわかりません。
ふかし枠が付けられるかどうかも、窓のプロの判断をあおいだ方がよいことも多々あります。
ぜひ一度、お気軽にご相談くださいね!