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日刊マドプロ
火災時の救世主はガラス!?防煙垂壁
みなさん、おはようございます!
Mado Pro(マドプロ)スタッフです!
先日郊外のデパートに行ってきました。
デパートの「欲しいものは何でも揃っている感」は小さい頃はもちろん、今になってもワクワクしますね。
無事に欲しかった物はきっちり全部買えました!
さて、デパートなどに必ず設置されている、目立たないけど防災に役立つガラスってご存知ですか?
多分知らない方がほとんどだと思いますが、こういったガラスは「防煙垂壁(ぼうえんたれかべ)」と呼ばれます。
防煙垂壁とは、デパートなどの天井から50cm程度の高さで吊り下がっているガラスのことを言います。
このガラス自体は特別なものではなく、天井からガラスを吊り下げていること自体に意味があるんですね。
もしデパートなどで火災が起きた場合、火による被害はもちろん、煙も大きな被害を与えます。
煙は上へ上へといく習性があるので、火災になると煙は一気に天井まで上がり、天井を伝って廊下の方へ出てしまったり、更に上階にまで行ってしまったりします。
これを一時的にでも遅らせるために防煙垂壁というガラスをあらかじめ天井に設置しておき、煙が天井を伝って自由に動き回れないように制限をかけるというわけです。
火災が起きなければ全く意味のないガラス、それが防煙垂壁です。
できるだけ目立たないようにということでガラスが採用されているので、存在に気付く人はほとんどいないでしょう。
人知れず皆さんの安全を見守っているガラスもある、今回はそんなお話でした。
ではまた!