第九回 リフォーム現場への差し入れ

みなさん、こんにちは!

今まで「まどすけのお役立ちコラム」では、商品の紹介など工事に入る前までの話が多かったので、今回は工事当日によくあるお悩み『現場への差し入れ』の話をするね。
何を差し入れたらいいのか、タイミングはいつがいいのか、みんなの色々な悩みに答えていくよ。

リフォーム現場への差し入れ

差し入れは「気持ち」で

よくエンドユーザーさんから「工事をしてくれる職人さんに、お茶を出した方が良いのかな?」ってことを聞かれるんだけど、実はちょっと答えにくい質問なんだ。

お茶を絶対に用意しなくてはいけないわけではないけれど、用意してあると喜ばれるよ。
なんだか答えになっていない気がするけれど、それしか言えないんだ(汗)。

今の時代、職人さんは自前で飲み物を持ってきているし、近場に自動販売機やコンビニがあれば買いに行くので、お施主様に用意して頂く必要はないといえばないんだよね。でも、これは気持ちの問題で、お施主様が飲み物を用意してくれていると嬉しくなるし、休憩明け更に頑張っちゃおうかなって思いになるのは事実だよ。

まどすけも今年の夏の暑い日に工事に立ち会ったんだけど、お施主様がスポーツドリンクや塩キャラメルを用意してくれていたことがあって、熱中症に気を付けてねっていうメッセージだと思ってとても嬉しくなったことがあったんだ。

だからと言ってお茶が出てこないからって手を抜く職人さんはいないよ。少なくともマドプロ加盟店にはいないと断言できるね。

ただ職人さんも人間なので、優しくしてもらって嬉しくなって、もっと頑張っちゃおう!ってなる気持ちも否定できないんだ。お茶を用意しなくてもマイナスにはならないけど、用意してあげるとプラスに働く場合もあるよ、程度に考えてもらえれば良いかな。

差し入れに最適な時間は?

もし差し入れをする場合、休憩の時間をオススメするよ。現場で工事をする職人さんは朝10時と昼12時、あとは午後3時に休憩を取ることが多いんだ。これは窓リフォームの職人さんだけでなく、何の業者さんでも同じだよ。
大規模なリフォームだと、同じ日に色々な業者さんが工事に入るんだけど(業界用語では合番って言うよ)、みんな同じ時間に休憩に入るんだ。12時の休憩はもちろんお昼ご飯を食べるための時間だけど、朝の10時とお昼の3時はお茶休憩だね。
しっかり休憩を取りながら作業をしないと集中力が切れたり体力が持たなかったりするから、実はとても大切な時間なんだ。だから10時・12時・午後の3時を目安にしてね。

やめておいたほうが良い差し入れ

時々、ティーカップに温かいコーヒーを入れてくれて、ダイニングテーブルでお菓子を振る舞ってくれるお施主様もいてくれてとても嬉しいんだけど、これは止めておいた方が良いかもしれないね。

もちろん気持ちはこれ以上ないくらい嬉しいんだけど、色々気を使ってしまうんだ。10時や午後3時はあくまで目安で、実際はキリがいいところまで作業を進めて休憩に入るんだ。そんな感じなので、お施主様から「冷めないうちにどうぞ」ってコーヒーを入れてもらっちゃうと、キリが悪くても作業の手を止めることになっちゃうからね。

それと、ダイニングテーブルに座るのも作業着には色々と汚れが付いちゃっていたりするから恐縮しちゃうんだ。「休憩になったら召しあがって下さい」って言ってペットボトルの飲み物をくれるだけで十分だよ。それだけで職人さんは嬉しくて頑張れちゃうから。

新築現場への差し入れ

今まではリフォーム工事を想定して話をしていたけれど、もし新築を建てる予定がある方は出来る限り現場に顔を出すことをオススメするよ。

先日、業者が建設中の家の基礎部分に国民的キャラクターの落書きをして裁判に発展したことがあったんだ。ネットの意見を見てみると「見えなくなるんだから良いだろ」派と、「見えないところでもダメだろ」派が半々くらいだったよ。

まどすけとしては、これは絶対に許しちゃいけないと思うよ。書いた人に悪気があったかどうかは分からないけど、少なくとも「完成しちゃえば見えなくなるところ」だからっていう意識があったことは間違いないと思う。お施主さんはそこに怒ったんじゃないかな。
「見えないところだから落書きして良い」っていう考え方をした業者に、人生で一番高い買い物を委ねられなかったんだと思う。自分に置き換えると、これは凄く真っ当な意見だよね。

新築を建てている時は現場に何度も顔を出した方が良い、っていうのはそういうことなんだ。
家を建てる際に重要になってくるのは骨組みの部分で、ここに大工さんは時間を掛ける。でもこの骨組みって最終的には見えなくなっちゃうんだよね。

昔は壁や床を作る時に空き缶やタバコを中に入れちゃう業者も結構いたんだ。リフォーム現場の解体に立ち会ったところ、壊した壁から缶や吸い殻が出てきてお施主様が絶句している、なんてこともあったよ。
今はネットも普及していて、調べられたらすぐに分かっちゃう状況でそんなひどいことをする職人さんはいないと思う。それでもお施主様が定期的に現場に顔を出すことによって、見られている意識を職人さんに持ってもらうのは大事だと思うんだ。だからと言ってノート片手に監視の目を厳しくしていたら、職人さんは委縮しちゃうし信用されていないのかって嫌な気持ちになっちゃうよね。

そういう時に『差し入れ』の出番だね!
「毎日作業お疲れ様です」って一言添えて差し入れをすれば、職人さんは嬉しい気持ちになるし、お施主様は現場状況も確認できるね。

人と人とのつがなりが大切

家を建てるのも「人」。建った家に住むのも「人」。つまるところ人と人との繋がりだから、人間関係を大事にするということは様々な面で良い方向に進む可能性があるっていうのがまどすけの考えだよ。

経費を先に取り決めして、それをちゃんと支払うんだから差し入れなんて必要ないっていう意見もあるだろうし、それも否定しない。嫌な気持ちで無理矢理やることでもないと思うしね。どちらも正解だと思うし、どちらも間違っていないと思う。
最初に答えにくい質問だって言ったのは、こういう理由だからなんだ (笑)差し入れはみんなの気持ち次第で大丈夫だよ。

人と人とのつながり

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